みやとりっぷ
Vol.004

絶景だけじゃない!
松島町の新たな魅力を発見。

日本三景・松島は県の一大観光地。何度も訪れたことがあり、もう見尽くしたと思っている方も多いのでは?しかし、松島町にはこれまでなかった魅力あふれるスポットがたくさん誕生しています!定番の名所から話題の施設まで、ぜひ足を伸ばしたい5カ所をご紹介します。

※新型コロナウイルス感染拡大の影響により、記載の情報が現況と異なる場合がございます。お出掛けの際には事前にご確認ください。

このページでご紹介するスポット

  1. 2年前に“平成の大修理”が完了「瑞巌寺」
  2. 宮城の食を丁寧にセレクト「M Pantry」
  3. 地域の食材をイタリア料理で!「松島イタリアン Toto」
  4. 10月オープン!話題の観光施設「宮城県 松島離宮」
  5. 風光明媚な松島湾を間近に一休み「SHOBIAN CAFE」

2年前に“平成の大修理”が完了
「瑞巌寺」

松島を代表する観光スポット「瑞巌寺」。本堂、庫裡(台所)が国宝に指定されており、平日でも開門から10分ほどすると、次々と観光客の方が訪れていました。

瑞巌寺の正式名称は「松島青龍山瑞巖円福禅寺」。9世紀初頭、比叡山延暦寺の第3代座主・慈覚大師円仁によって開創された天台宗延福寺が前身と伝わり、その後、奥州藤原氏、鎌倉時代には北条氏の保護を受け、関ヶ原の戦いの後は、伊達家の菩提寺となりました。

現在の建物は1609年、仙台藩主・伊達政宗公が、5年の歳月をかけて完成させたもの。建築にあたっては京都・根来の名工など130名を集めたほか、建材の桧・欅・杉は熊野から取り寄せ、造営の縄張(設計)では政宗公自らがトップとなる縄頭を務めたことにも、強い意気込みが感じられます。

瑞巌寺の本堂には、庫裡から入ります。桃山様式の粋を尽くした本堂では「室中孔雀の間」「上段の間」「上々段の間」などを見学でき、透かし彫りの技法による欄間、豪華な襖絵などからは政宗公の美意識が窺えます。

2018年には9年に及んだ「平成の大修理」が完了し、創建当初の姿が甦りました。庭園が落慶法要(建物が修築落成したことの祝賀儀式)にあわせて整備され、「松島に息づく文化・瑞巌寺が歩んできた歴史・宗旨の根幹をなす禅」という要素を考慮して作庭されています。

また宝物館「青龍殿」には松尾芭蕉が「金壁荘厳光を輝し」と謳った国指定重要文化財「本堂障壁画211面」や宮城県指定文化財「伊達政宗甲冑倚像」など、約3万点にのぼる貴重な資料を展示・収蔵。季節ごとに特別展示も開催されています。

瑞巌寺

拝観料:大人(大学、各種校、高校含む)700円(税込)/小人(中学校、小学校)400円(税込)

宮城県宮城郡松島町松島町内91[ 地図

HP:https://zuiganji.or.jp

●お問い合わせ

Tel.022-354-2023

宮城の食を丁寧にセレクト
「M Pantry」

松島の海と空を思わせる、爽やかなターコイズブルーの暖簾が目を引く「M Pantry」さん。店内には松島をはじめ、県内各地から厳選された食品やお酒などがずらりと並んでいます。

お店を2014年にオープンしたのは、松島町出身の鈴木幸太郎さん。町の調査で松島を訪れる観光客が食に不満を持っていることを知り、とことん宮城の美味しいものにこだわったお店に。「こういうお店があったらいいなと思う店を妻とつくりました」と鈴木さん。商品は鈴木さんがスポーツ小売業のバイヤーをしていた頃に培った選定力、目利き力を活かして、丁寧にセレクトしたものです。

その多彩な商品の中でも人気なのが、鈴木さんが「ここでしか食べられないものを作りたかった」と約半年をかけて開発した、牡蠣せんべい「カキとコメと」(250円 税込)。

宮城産の米粉を使っただんご状の生地に、同じく宮城産の牡蠣を贅沢に丸ごと一粒のせてプレス機で焼き上げると、牡蠣と醤油の香ばしい香りが。パリパリ食感のおせんべいを口にすると、牡蠣の濃厚なうま味が広がります。

お店では1枚から焼いてくれるので、町を散策しながらの食べ歩きにもぴったり。秋にはみょうが、冬には曲がりネギ、ゆず、夏にはバジルが入った季節限定の「カキとコメと」も。もちろん、どの素材も宮城県産です。

お店の商品ラインナップは、食材の旬などにあわせて随時入れ替わるため、訪れる度に、新しい宮城のおいしさに出会うことができます。

M Pantry

宮城県宮城郡松島町松島字仙随10[ 地図

HP:https://mpantry.jp

●お問い合わせ

Tel.022-349-5141

地域の食材をイタリア料理で!
「松島イタリアン Toto」

松島周辺の海の幸や日光をたっぷり浴びて育つ野菜は、素材を大切にするイタリア料理と相性抜群!松島海岸駅のすぐ隣に位置する「松島イタリアン Toto」さんは、週末は観光客の方、平日は地元の方で賑わい、本格的なイタリア料理と豊富にそろったワインやビールなどが楽しめます。

店名のTotoは映画「ニューシネマパラダイス」の主人公、サルバトーレ少年の愛称から。映画に登場する映画館のように、たくさんの人が行き交う店にしたいという思いが込められています。

カラフルなインテリアやシチリアの作家が作ったお皿などの装飾品に囲まれると、まさに映画の舞台である南イタリアにいるかのようです。

お店の一推しメニューが「名物・塩釜港直送の山盛り魚介のペスカトーレ」(ランチセット1700円/ディナー1800円 税込)。塩釜港で獲れた新鮮な魚介類がふんだんに入っており、海鮮のうま味がしっかり味わえます。またパスタにもこだわっており、うま味を十分に吸い取れるように、イタリアの小さな製麺所が作るモチモチした太麺のリングイネを合わせています。

イタリア料理といえば、ピッツァも見逃せません。お店で発酵させた生地を、オーダーメイドで作ったという、店内の釜で焼き上げた「マルゲリータ」(ランチセット1400円/ディナー1200円 税込)は絶品。とろとろのモッツァレラチーズとトマトのコンビネーションが最高です!

松島のグルメというと、ついお刺身や海鮮バーベキューを思い浮かべてしまいますが、これからは「Totoさんでイタリア料理」という手もありではないでしょうか。

松島イタリアン Toto

宮城県宮城郡松島町松島字浪打浜10[ 地図

HP:https://www.conception-gp.com/toto/

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Tel.022-355-8537

10月オープン!話題の観光施設
「宮城県 松島離宮」

松島の中で、いま最も注目を集めているのが10月17日にオープンしたばかりの「宮城県 松島離宮」です。オープン数日後の取材日も大勢の人の姿が。松島水族館の跡地に誕生した観光施設のコンセプトは「出会う・集う・学ぶ・楽しむ」。施設内にはお土産選びに最適な物産店やカフェ・レストラン、博物館などが入っており、一部には入館料が必要になります。

松島離宮のシンボルであり、ロゴマークにもその姿が象られている「レツルタワー」は、かつてこの地にあった「松島パークホテル」の設計者ヤン・レツル氏に敬意を表して名付けられたもの。ホテルの象徴だった十角三重塔が当時の設計図に基づき、難しい手仕事などによって忠実に再現されており、施設内にはホテルの貴重な調度品などを展示するコーナーもあります。

カフェやレストランは1F、2Fに入っています。その中の一つ、「浜焼グリル離宮」では、新鮮な海鮮や「JAPAN X」などの上質なお肉などを店内や庭園、屋上など好きな所で焼いて味わうことができます。

屋上にある展望エリア「天空のピクニック」には、ガーデンチェアも。暖かい日にはゆったりと寝そべりながら、松島湾を一望する贅沢が楽しめます。

「宮城県松島離宮博物館」は、日本最古の魚竜類ウタツサウルスの原寸大の模型など、東北地方の歴史や風土を学べることができる展示が充実。その隣の「離宮ホール」では、こけしの絵付けやガラス細工づくりなどが体験できます。

松島湾の風景をモチーフにした「離宮庭園」には、イロハモミジやソメイヨシノなどが植樹されており、紅葉や満開の桜など四季折々の景観が楽しめそうです。

宮城県 松島離宮

入場チケット:「離宮1dayパスポート(屋上展望「天空のピクニック」、離宮庭園、宮城県松島離宮博物館)」大人(高校生以上)600円(税込)/子供(小中学生)300円(税込)
※その他のエリアは無料

宮城県宮城郡松島町松島字浪打浜18番地[ 地図

HP:https://rikyu-m.com

●お問い合わせ

Tel.022-355-0330

風光明媚な松島湾を間近に一休み
「SHOBIAN CAFE」

松島観光で、ひと息つきたいときには「SHOBIAN CAFE」へ。創業80余年の老舗蒲鉾店「松かま(松島蒲鉾本舗)」が手掛けており、松島海岸通り沿いにある門前店の2Fにあります。

「のんびり過ごす休日」をテーマにしたカフェの自慢は何と言っても、目の前に松島の絶景が広がる2Fのテラス席。心地良い潮風、キラキラと水面が輝く松島湾、島々を巡る遊覧船の汽笛に心身が癒され、時が経つのを忘れてしまいそうです。

そして、地元に根ざしたお店を目指し、なるべく宮城産の食材を使っているというメニューには蒲鉾店らしいものがそろっています。

「どらぼこ(500円 税込)」は魚のすり身を練り込んだふんわり生地に、ホイップチーズクリームを挟んだ新食感の一品。酸味のあるフルーツソースと、ソフトクリームが添えられ、魚が苦手なお子さんでもおいしくいただくことができます。

「ずんだクリームワッフル(700円 税込)」のワッフル生地は宮城県産の「金のいぶき」の米粉を使用し、焼き上げたもの。モチモチとした食感のワッフルと宮城名物のずんだ餡、ずんだ生クリームと口に含むと、和洋折衷の味わいが楽しめます。

このほかに手作りのマグロフレークを使ってお店で作る「マグロカツバーガー」といったユニークなフードメニューも。ぜひ、テラス席からの美しい眺めと、蒲鉾店ならではの料理をご堪能ください。

SHOBIAN CAFE

宮城県宮城郡松島町松島字町内68[ 地図

HP:http://www.matsukama.jp/shop/shobian.html

●お問い合わせ

Tel.022-354-4016

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