みやとりっぷ
Vol.005

この季節だけの雪の芸術も!
冬の蔵王町を満喫する旅。

蔵王連峰の象徴「御釜」や温泉など、たくさんの観光スポットがある蔵王町。その中から今回は豊かな風土が育む絶景や伝統文化、さらに現地を訪れてまで食べたいグルメなどをご紹介します。

※新型コロナウイルス感染拡大の影響により、記載の情報が現況と異なる場合がございます。お出掛けの際には事前にご確認ください。

このページでご紹介するスポット

  1. 世界一のこけし展示数を誇る「みやぎ蔵王こけし館」
  2. 厳選素材で作る絶品ハンバーガー♪「ZAO BOO」
  3. 雪の芸術“アイスモンスター”を間近に!「マウンテンフィールド宮城蔵王すみかわスノーパーク」
  4. 牧場直売の乳製品を堪能!「ヨーグルト工房Atreyu」
  5. ハーブの魅力を気軽に楽しめる「ざおうハーブ」
  6. 蔵王町の恵みをパンに♪「BRING」

世界一の展示数を誇る
「みやぎ蔵王こけし館」

江戸時代末期、東北の山村に住む木地師たちによって作られた木地玩具・こけし。こけしというと伝統的工芸品のイメージが強くありますが、近年はその素朴な佇まいが若い人たちに人気で、“第三次こけしブーム”ともいわれています。

蔵王町の遠刈田温泉は「遠刈田系伝統こけし」が有名で、こけし発祥の地の一つといわれています。そんな歴史あるこけしの世界を知るために遠刈田温泉内にある「みやぎ蔵王こけし館」を訪ねました。

展示コーナーに足を踏み入れると、そこには多種多様なこけしがずらり!先に述べた「遠刈田系伝統こけし」、白石の弥治郎地区で誕生した「弥治郎系伝統こけし」、鳴子温泉の名産品となっている「鳴子系伝統こけし」、山形・仙台で発展した「作並系伝統こけし」といった宮城伝統こけしをはじめ、全国の伝統こけしや木地玩具など、普段はなかなか見られないユニークな一品が飾られています。その総数はなんと約5,500点!世界一の展示数を誇ります。

系統別にわかりやすく展示されるこけしの近くには、説明パネルなどがあり、その成り立ちなどについて学ぶことができるほか、こけし作りの道具や工程の展示も。不定期で企画展などが開催されることもあります。

ワークショップコーナーで開催されるこけしの絵付け体験では、子どもはもちろん、大人も思わず夢中に!ペンや筆を使って、世界に一つだけのオリジナルこけし作りにチャレンジしてみましょう♪

ミュージアムショップには、熟練の工人が作った伝統こけし、若手工人が作る創作こけし、お土産に最適な可愛らしいこけしグッズなどがラインナップ。話題のアマビエこけしも手に入ります!

みやぎ蔵王こけし館

入館料:大人300円(税込) 子ども(小・中学生)150円(税込)

宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字新地西裏山36番地135[ 地図

HP:http://www.kokeshizao.com

●お問い合わせ

Tel.0224-34-2385

厳選素材で作る絶品ハンバーガー♪
「ZAO BOO BURGER」

遠刈田温泉の中心部から蔵王エコーライン方面へ進むと見えてくるのが、ハンバーガーショップ「ZAO BOO BURGER」。ここのハンバーガーを目当てに、県内外から多くの人が訪れる有名店です。

2008年にオープンしたお店のルーツは、北岡オーナー夫妻がハワイで食べたハンバーガー。その美味しさに心を打たれ、「蔵王町でも同じようなハンバーガーを!」と一念発起。試行錯誤を重ねながら、大河原町のブランド豚「もち豚」など、地域のこだわり素材を中心に使ったハンバーガーを作り上げました。

今回は1番人気の「蔵王ブーバーガー(ビッグ935円 税込)」をいただきました。

ハンバーガーは、ボリューム満点のアメリカンサイズ!ずっしりと重く、片手では持つのも大変なほど。両手でギュッとつぶしながら、口を思い切り開けて、豪快にかぶりつきましょう!

ジューシーに焼き上げられたもち豚のパテは2枚入っていて、肉汁たっぷり!脂はさっぱりとしながらも、肉のうま味がしっかりと感じられます。レタスやトマトなどの野菜もシャキシャキとみずみずしく、蔵王町の美味を丸ごと堪能できる、大満足な一品です。

このほかにもさまざまなハンバーガー、ワンプレートランチなど、バラエティ豊かなメニューが用意されており、ハワイをイメージした広い店内や開放的なテラス席で四季折々の景色と共に味わうことができます。もちろんテイクアウトもOKです!

ZAO BOO BURGER

宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉仲町9-1[ 地図

HP:https://zaobooburger.com

●お問い合わせ

Tel.0224-34-3953

雪の芸術“アイスモンスター”を間近に!
「マウンテンフィールド宮城蔵王すみかわスノーパーク」

宮城の冬のアクティビティーといえば、やっぱりスキー&スノーボード!「マウンテンフィールド宮城蔵王すみかわスノーパーク」は標高が高いため、雪質が“さわふわ”のパウダースノー。スキーやスノーボード以外にも、さまざまな遊び方ができるスキー場です。

その中の一つが、毎年12月~3月に開催されている樹氷めぐりツアー。雪の芸術品「樹氷」は、その雪や氷をまとった怪物のような形から「アイスモンスター」「スノーモンスター」とも呼ばれています。

樹氷を形成するには、樹木や立地、気象などに特別な条件が必要で、国内では青森の八甲田、秋田の八幡平など限られた地域でしか見ることができません。特に宮城蔵王は樹林が群生していることから、大パノラマの樹氷を眺めることができます。

ツアーでは暖房付乗用雪上車「ワイルドモンスター号」で出発!暖かい車内でゲレンデや蔵王エコーラインの雪景色、専属ガイドさんの軽快なトークに耳を傾けながら、観賞スポットを目指します。普段乗ることがない雪上車の豪快な走りも、新鮮な体験!

観賞スポットで車から降りると、そこは広大な樹氷原!見上げるほど巨大なアイスモンスターがずらりと並び、眩いほど白銀に輝く光景は圧巻です。蔵王の自然がもたらす幻想的な美しさ、寒さや風といった厳しさを実感することができます。

樹氷ツアーのベストシーズンは2月。たくさんの雪と氷で大きく育ったアイスモンスターの迫力を、ぜひ間近で楽しんでみてはいかがでしょうか。

マウンテンフィールド宮城蔵王すみかわスノーパーク

樹氷めぐりツアー:大人5,000~10,000円(税込)、子ども4,000~6,000円(税込)

宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字倉石岳国有林内ゲレンデハウス[ 地図

HP:http://www.zao-sumikawa.jp

●お問い合わせ

Tel.0224-87-2610

牧場直売の乳製品を堪能!
「ヨーグルト工房Atreyu」

1962年創業の村上牧場が「手間と時間をかけて生産した生乳を直接お届けしたい」という想いから、2016年にオープンした「ヨーグルト工房Atreyu(アトレイユ)」。

現地を訪れると、隣接する村上牧場から「モ~」という牛の鳴き声が。Atreyuでは、牧場でのびのびと自由に育てられた牛の生乳を使って、乳製品を製造・販売しています。現在は新型コロナウイルス感染防止のため、窓口販売のスタイルに(2021年1月時点)。

同店の看板商品の一つが「ヨーグルト(プレーン 650円、ドリンク 800ml 800円/180ml 250円 税込)」。砂糖などを入れず、搾って30分以内の新鮮な生乳のみを使用。さらに国内ではAtreyuのみが使っているという乳酸菌を、一般的なヨーグルトの倍の時間を掛けてゆっくりと発酵させることで、なめらかでマイルドなおいしさに仕上げています。

「ヨーグルトボウル(440円 税込)」の中から、1番人気の「ナッツといちじく」をいただきました。爽やかな風味のヨーグルトに、カシューナッツやピスタチオ、マカダミアナッツなど6種類のナッツの旨味と、いちじくの甘味が絶妙にマッチ。ナッツのざくざくした食感も楽しめます!

このほかにヨーグルトボウルには「ハニーナッツ」「ミックスベリー」などの味わいも。ヨーグルトボウルを店頭で食べ、その美味しさに驚いてヨーグルトを買っていく人も多いそう。旬の果実などを使用した季節限定の商品もあるので、食べ損ねることのないようにお店でチェックを!

また、牛乳の濃厚な味わいが引き立つソフトクリーム(330円 税込)も、老若男女を問わず大人気。暖かくなってからはデッキで、蔵王の雄大な自然を眺めながら食べるのもおすすめです。ぜひ、ドライブの途中にお立ち寄りください!

ヨーグルト工房Atreyu

宮城県刈田群蔵王町小村崎大字向原68-1[ 地図

HP:https://atreyu.murakami.farm

●お問い合わせ

Tel.0224-22-7033

ハーブの魅力を気軽に楽しめる
「ざおうハーブ」

「ただハーブを栽培するだけではなく、その魅力にさまざまな形でふれてもらいたいと考え、生産から商品開発、販売まで行っています。ハーブ文化を広げ、ライフスタイルの一部にしてもらうことが目標ですね」とハーブにかける想いを口にするのは、お父さまからハーブ畑を受け継ぎ、10年前に株式会社ざおうハーブを立ち上げた代表取締役の平間拓也さん。

蔵王町にある「ざおうハーブ」は事業者向けハーブ苗などの生産卸が中心の農園ですが、個人の方でもハーブ苗やハーブティー、飲食用ハーブなどを購入でき、ハーブ畑を見学することもできます。

平間さんに案内されたビニールハウスの中には、多種多様なハーブ苗が勢ぞろい。その中には初めて見るハーブの品種もたくさんあります。「これほど幅広くハーブをそろえている拠点は、国内でもなかなかありませんね。常時100種類ほど、年間で200種類ほど取り扱っています」と平間さん。「ハーブは扱いが難しいと思われがちですが、そんなことはありません。ただ刻んで料理に入れるだけでも、薬味として十分に味わいを豊かにしてくれます。固定観念に縛られず、もっと気軽に使用してもらいたいですね!」。

意外な楽しみ方としては、お茶に使えるハーブの葉っぱにそのままお湯をかける「生ハーブティー」。「乾燥させたハーブにはない香りが感じられますよ」と話してくれました。

ざおうハーブでは一年を通して「バジル摘み取り体験」が行えるほか、季節ごとにカモミール摘み(5月下旬~6月中旬)、バジル摘み(6月中旬~9月下旬)、パクチー摘み(5月~11月)、ミント摘み(6月~10月)などの体験も。ハーブの多彩な魅力を五感で満喫してみてはいかがでしょうか。

ざおうハーブ

宮城県刈田郡蔵王町大字矢附字林前88-1[ 地図

HP:https://www.zaoherb.com

●お問い合わせ

Tel.0224-29-3570

蔵王町の恵みをパンに♪
「BRING」

昨年2月、蔵王町にオープンした「ZAO PATIO」。この新しい施設で営業するパン屋「BRING」へお邪魔しました!

「蔵王町には卵や乳製品、野菜、フルーツなどパンにぴったりの食材がたくさんありますが、パン屋はほとんどありませんでした。そこで地元の方、観光客の方、どちらにも喜んでいただくことを目指して、地産地消のパン作りに励んでいます」と説明してくれたのは、店長の瀬上千春さん(写真左)。

日本各地のさまざまなお店で経験を積んできたドイツ人のクラウスさんをはじめ、熟練のパン職人たちが一つひとつ丁寧に焼くパンは、どれも絶品♪開店から約1年にも関わらず県内外の百貨店の催事に出店するなど、その味わいは折り紙付き。

木の温もりが感じられる店内には、食パンやハード系のパンをはじめ、惣菜パン、菓子パン、クッキー、ラスクまで、バラエティー豊かな商品が所狭しと並べられ、芳ばしい香りが広がっています。

その中でも人気なのが、瀬上さんも「1番好き」と話す「蔵王クリームパン(242円 税込)」。モチモチ食感のパンの中には、蔵王産の卵と牛乳で仕立てたカスタードクリームがたっぷり。濃厚な甘味を感じられるものの、しつこさがなく、何個でも食べたくなるおいしさです。

また、蔵王産のクリームチーズを使った「クリームチーズベーコンエピ(352円 税込)」もおすすめ。フレッシュなチーズとベーコン、固めに焼き上げられたパンは相性抜群です。この他にも、食パン生地に自家製の卵焼きを挟んだ「たまごサンド(418円 税込)」など、目移りしてしまうほど。期間限定や数量限定のメニューも豊富で、昼前に売り切れてしまうものも多いそうなので、お目当てのパンがある方は、お早めにどうぞ!

BRING

宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉仲町31-1[ 地図

●お問い合わせ

Tel.0224-26-9690

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