Vol.002
まもなく夏本番!今回のみやとりっぷは亘理町をご紹介します。太平洋沿岸に位置し、内陸には田園風景が広がる亘理町には、荒浜漁港で水揚げされる魚介類や旬の果物、地元で愛される一品など、わざわざ足を運んでも食べたい美味が盛り沢山でした!
亘理産の大豆にこだわり、地元や仙台からお客さんが訪れる豆腐店「とうふ処 豆達人」さん。この店舗を運営するマルト食品株式会社は1948年創業(当時は佐藤豆腐店)。元々は小売店への卸をメインとする豆腐店でしたが、その味が評判を呼び、1993年に直売所をオープンしました。
直売所を開くきっかけとなったのが木綿豆腐の「純粋」(380円 税込)。かなり硬めに仕上げられているものの口当たりは滑らかで、絶妙な食感の一品でした。
一日15丁限定の「にがりっ子」(200円 税込)は、作りたての豆腐をすぐにそのまま店頭へ。豆腐の入った袋を手にすると、じんわり温もりが伝わってきます。できたての温かい豆腐が購入できる豆腐店は珍しく、この豆腐だけを目当てに来店するお客さんも多いそう。きめ細かな食感と大豆の風味がしっかり感じられる豆腐でした。こちらは午前中に売り切れることもあるのでご注意を!
お店の三代目となる藤原さんの前職は、海外を飛び回る半導体関連企業のエンジニア!婿入りして、豆腐づくりの道へ進んだ藤原さんは全国の豆腐店を巡り、時には泊まり込みで修業を積んだそうです。「私は職人気質なので、豆腐づくりは奥深くておもしろいですね!」と笑顔で話してくれました。
畑違いの仕事をしていた藤原さんは、豆腐の固定観念に縛られない斬新なメニューを次々と生み出しています。その一つが「生チョコ豆腐」(400円 税込)。味わいは本格的な生チョコそのもの!しかし原料の半分は豆腐なので罪悪感なくいただけます♪
お店では豆腐の他にお惣菜や豆乳ソフトクリーム(300円 税込)なども人気。次はどんなメニューが登場するか楽しみな豆腐店です!
宮城県亘理郡亘理町中町東130[ 地図 ]
HP:https://sites.google.com/site/mametatu1028/home
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Tel.0223-34-7894
亘理町のグルメといえば、おいしい海鮮!震災で被災した飲食店やサーフショップなどが集まった、荒浜にぎわい回廊商店街にある「魚屋hide 菊地食品」さんを訪れました。
こちらのお店は震災前まで鮮魚店として営業していましたが、震災で移転を余儀なくされ、荒浜にぎわい回廊商店街がオープンした2015年から食事処を併設した現在のスタイルに。目の前の荒浜漁港で水揚げされる魚介類を使った一品が楽しめます。
お店の看板料理の一つが、その日ごとにネタが変わる豪華な海鮮丼(1,408円 税込)。取材当日は荒浜産のツブ貝やカンパチなど、鮮度抜群の具が9種類も!「次はどれを食べようかな♪」。心の中で迷いながら、贅沢な味わいを堪能しました。
その他に見逃せないメニューが、亘理町で地元の方々に愛されてきた郷土食。夏には「あなご天丼」、秋には「はらこ飯」、冬からは「ホッキ飯」が登場。店内にはお刺身や焼き魚など、たくさんの地魚も販売されています。
宮城県亘理郡亘理町荒浜字築港通り6-34[ 地図 ]
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Tel.0223-35-2849
亘理町や周辺エリアのお土産探しならここへ!荒浜にぎわい回廊商店街の隣にある「鳥の海ふれあい市場」です。取材当日は平日にも関わらず、老若男女たくさんのお客さんが訪れていました。
荒浜漁港で水揚げされた新鮮な海の幸をはじめ、旬の農産物やご当地スイーツ、一点物の工芸品など、地域の特産品がお得な価格で並びます。朝一番でなくとも、その都度、商品が補充されるのもうれしいポイントです!
一年を通して温暖な気候の亘理町では果物が多く栽培されており、取材時には東北一の生産量を誇るいちごを使ったお菓子やドリンクが所狭しと並べられていました。これからの季節はブルーベリーやアセロラなどが収穫本番を迎えます♪
暑い日にはソフトクリームにシャーベット状の果肉を混ぜた「ブレンドソフト」がおすすめ。味はいちご、ブルーベリー、りんご、春菊(各350円 税込)、アセロラ(450円 税込)の5種類で、すべて亘理産。一番人気のいちごは生乳ソフトクリームの濃厚な甘さの中に、いちごの甘酸っぱさとツブツブ食感が絶妙なアクセントになっています。
宮城県亘理郡亘理町荒浜字築港通り6-22[ 地図 ]
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Tel.0223-35-2228
地域内外の人々が集まるコミュニティカフェを目指して、2016年にオープンした「アトリエ&喫茶 中町カフェー」さん。ナチュラルでやさしい雰囲気の店内に足を踏み入れると目に飛び込んでくるのが、ウッドシェルフに飾られた和モダンなアイテムの数々です。
これらを手がけているのは、中町カフェーを運営する「WATALIS」です。亘理町の文化を受け継ぎ、世界へ発信するために商品開発やイベント開催など、さまざまな活動を続けています。
昔ながらの地域の風習をリメイクした「FUGURO」もその一つ。かつて亘理町では、お祝いから日常的なお裾分けまで、贈りものをする時には着物などの端切れ布で仕立てた巾着袋「ふぐろ(ふくろの訛り)」に入れて渡していました。この風習に現代らしいデザインを取り入れて、亘理町在住の女性15名が一つひとつ手作りしています。
お店のいちおしメニューは「中町カフェーのちいさな焼き菓子セット」(605円 税込)。フェアトレード原料や国産素材を使った無添加の焼き菓子、挽きたての豆で一杯一杯丁寧に淹れたコーヒーを楽しむことができます。また「キレイになる和菓子セット」(715円 税込)の羊羹は見た目も可愛らしく、食物繊維もたっぷりで女性に好評です。
店内では「亘理のおこし」(432円 税込)「ジェラート」(540円 税込)など、WATALISが地元企業と企画した新商品も販売されているので、ぜひお試しを♪
さらに新型コロナウイルス拡大に対する社会貢献、そして亘理の女性たちの働く場を維持するためにWATALISのスタッフ総出で手縫いした「エチケットマスク」(1,100円~ 税込)も販売中。まもなくUV+オゾン殺菌を施した着物地のマスクもデビューするそうです。
お店では月に4、5回ほど、着物地を使った缶バッジづくりやフラワーアレンジメントなどのワークショップが開催されており、今後はコーヒー豆の石臼挽き体験など、新しいイベントも開催される予定です。
近所にはWATALISで製作された大型作品の展示や販売を行っている「ショップ&ギャラリー」も。カフェとあわせて立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
宮城県亘理郡亘理町字中町22[ 地図 ]
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Tel.0223-35-7341
宮城県亘理郡亘理町字五日町32[ 地図 ]
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