みやとりっぷ
Vol.011

自然や人の手によって育まれた
魅力あふれる、夏の大崎市へ!

夏に斜面一面にひまわりが咲きそろう「ひまわりの丘」や、田園が広がる自然豊かな大崎市。全国的に有名な「あ・ら・伊達な道の駅」をはじめとする3つの道の駅や、地域の歴史文化を学べる施設、地元で愛されるパン屋など、個性豊かな7つのスポットを巡りました。

※新型コロナウイルス感染拡大により、記載の情報が現況と異なる場合がございます。お出掛けの際には事前にご確認ください。

このページでご紹介するスポット

  1. 2021年も満足度全国1位!「あ・ら・伊達な道の駅」
  2. ひまわりを“おいしく”楽しめる♪「道の駅 三本木やまなみ」
  3. 大崎市の観光拠点に便利!「道の駅 おおさき」
  4. 毎日通いたい町のパン屋さん「まいにちのパン日々」
  5. 昔ながらの酒造りを見学できる「一ノ蔵」
  6. お菓子から工芸品まで一堂にそろう「大崎市観光物産センター DOZO」
  7. 初めて日本人技術者のみの手で造られたアーチ式ダム「鳴子ダム」

2021年も満足度全国1位!
「あ・ら・伊達な道の駅」

大崎市の北西部、国道47号線沿いにある「あ・ら・伊達な道の駅」は年間300万人以上、開業以来6,000万人以上が来館している大人気の道の駅です。旅行情報誌『じゃらん』による「全国道の駅グランプリ2021」では、昨年に引き続いて満足度1位に選ばれています!

全国トップの満足度を誇る理由の一つが、地域のものを中心とした商品ラインナップの豊富さ。今年7月には岩出山地区や鳴子温泉など地元のお菓子やドリンク、お土産などを取り扱う特産品販売所が「あ・ら・ら横丁」としてリニューアルオープン。これまでよりも商品が選びやすくなり、ゆったりと買い物が楽しめるようになりました。岩出山名物の一斗缶に入った「おおくぼのかりんとう(ゴマ入り 2,285円 税込、二色入り 2,571円 税込)」も手に入ります。

また、この道の駅の目玉のひとつが「ROYCE'(ロイズ)」の販売店があること。大崎市と北海道当別町が姉妹都市であることが縁となり、何と本州にある常設店はここだけ!チョコレートやスイーツが充実しています。

このほかにも旬の野菜が並ぶ農産物直売所やROYCE'の濃厚なソフトクリームなどが味わえる屋外店舗、レストラン、工芸品店といった多彩な店舗が営業。鳴子温泉など観光地の経由地としてはもちろん、目的地としても十分に魅力的な道の駅です。

あ・ら・伊達な道の駅

宮城県大崎市岩出山池月字下宮道下4-1[ 地図

HP:https://www.ala-date.com/

●お問い合わせ

Tel.0229-73-2236

ひまわりを“おいしく”楽しめる♪
「道の駅 三本木やまなみ」

三本木スマートICから5分ほど、国道4号線沿いにある「道の駅 三本木やまなみ」。ロッジ風の建物には販売コーナーとレストラン、軽食コーナーが入っています。地域の特産品が並ぶ販売コーナーの売れ筋は、地元の農家の方が毎朝届ける新鮮な野菜や色鮮やかな花々。取材時にも、開店直後からたくさんのお客さんが手に取っていました。

また夏には約42万本のひまわりが、春には約200万本の菜の花が咲き誇る「ひまわりの丘」まで、車で約10分ということもあり、「ひまわりワッフル(123円 税込)」や「ひまわりクッキー(15枚入り 1,080円 税込)」といった三本木ならではの商品も充実しています。

暑い日にぴったりなのが「ひまわりソフトクリーム(300円 税込)」。細かく挽かれたひまわりの種がクリームに混ぜられており、粒々の食感が絶妙なアクセントに。甘すぎず香ばしいナッツの味わいは大人の方にも好評です。

朝9時から営業しているレストランでは、餌にひまわり油を配合し、濃厚な味が特徴の三本木名産「ひまわりたまご」を使った「ひまわり卵かけご飯 味噌汁付(450円 税込)」など、朝ご飯に最適なメニューもあります。

また、道の駅の敷地内には「三本木亜炭記念館」が併設。無料で入館することができ、かつて日本一の亜炭開発を誇った地域の歴史を、展示資料などから学ぶことができます。

道の駅 三本木やまなみ

宮城県大崎市三本木大豆坂63-13[ 地図

HP:http://www.sanbongi.jp/

●お問い合わせ

Tel.0229-53-1333

大崎市の観光拠点に便利!
「道の駅 おおさき」

弥生時代から稲作が行われるなど、厳しい自然環境を活かした水田農業が継承されていることから、東北初の世界農業遺産に認定された「大崎耕土」。その中心地、古川地区の国道108号線沿いに「道の駅おおさき」はあります。

米の生産量で県内トップクラスを誇る大崎市らしく、産直コーナーでは地域で手作りされる団子や餅、おはぎが人気。午後には品切れになってしまうことも多いそうです。

また、鹿島台地区にあるデリシャスファームの「デリシャストマト」も手に入ります。フルーツのような甘味と酸味とのバランスが特徴で、施設内のコミュニティカフェでは、そのトマトがたっぷり入った「デリシャスファームの塩トマトラーメン(750円 税込)」もいただけます。たっぷりと野菜の旨味が染み込んだ塩味のスープに、トマトの爽やかな風味がマッチし、さっぱりとしたおいしさです。

道の駅スタッフのおすすめは大崎市のご当地キャラクター、パタ崎さんグッズ。「マドレーヌ(162円 税込)」、「クッキー(150円 税込)」といったお菓子をはじめ、「編みぐるみ(1,200円 税込)」や「マスキングテープ(363円 税込)」などバラエティ豊かな商品が並びます。

また、道の駅周辺の店舗などで利用できるクーポン付きの「まちナビカード」が手に入るほか、電動自転車「レンタサイクル(利用料金500円 税込、保証料金1,000円 税込※自転車返却時に返金)」も実施中。大崎耕土や古川地区を巡る、観光拠点としてうれしいサービスがそろっています。

道の駅 おおさき

宮城県大崎市古川千手寺町2-5-50[ 地図

HP:https://www.michinoekiosaki.jp

●お問い合わせ

Tel.0229-25-7381

毎日通いたい町のパン屋さん
「まいにちのパン日々」

食パンのイラストが可愛らしい、赤い看板が目印の「まいにちのパン日々」。2015年にオープンした同店はご夫婦2人が営んでおり、2坪ほどの店内に、東京のパン屋で修業を積んだご主人が丁寧に手作りする40種類ほどのパンが並びます。

パンのこだわりについて「自分たちがおいしいと思えるもの」「食べ応えのあるパン」とご主人。「大好きなパンをとおして日々成長していきたい」と話します。

新作「イングリッシュマフィン(3個入り 360円 税込)」は常連客に人気。「半分に割って、トースターでこんがり焼くとおいしいですよ!」と販売担当の奥様。パンの食べ方を詳しくアドバイスしてくれるのもうれしいポイントです。

また夏には「パイナップルのパイ(390円 税込)」もおすすめ。パイナップルとクリームチーズの爽やかな風味、パイのサクサク食感が絶妙な逸品です。粗めにつぶしたじゃがいもとマヨネーズを食パン生地で包んだ「おじゃが(180円 税込)」は小ぶりながらもボリューム満点です。

店内にはトレイやトングが見当たりません。その理由を「好みのパンを聞いたり、コミュニケーションがとれるように」と明かすお2人との楽しいやりとりも、この店ならではの魅力。「近所にこんなパン屋があったらいいな」と思える、町のパン屋さんです。

まいにちのパン日々

宮城県大崎市古川大宮1-6-40[ 地図

HP:https://hibipan.com

●お問い合わせ

Tel.0229-25-4551

昔ながらの酒造りを見学できる
「一ノ蔵」

1973年に宮城県の酒蔵4社「浅見商店」「勝来酒造」「櫻井酒造店」「松本酒造店」が一つとなり誕生した「一ノ蔵」。豊かな自然に囲まれた本社蔵では、南部杜氏の技を継承した酒造りの様子を窓越しに見学することができます(作業が行われるのは10月~翌年6月上旬)。

「我々の酒造りはほとんど機械を使わずに、人の手によって行っています」と説明しれくれたのは一ノ蔵の笠原さん。「手造りすることによって、触ったり、匂いを嗅いだり、五感を活かしながら、お酒の繊細な変化に細かく対応できます。こういった昔ながらの酒造りは今では珍しくなったので、せっかくならばお客さまに見ていただこうと考えたんです」。

蔵見学ではスタッフの案内のもと、作業風景の説明を受けたり、酒造りで使う道具を間近に眺めたり、醪(もろみ)の仕込みに使う「櫂棒(かいぼう)」を持つことも。実際に手にしてみると、その重さにびっくり!

見学の後には、ロビー・売店でお待ちかねの日本酒の試飲です♪用意されたのは本社蔵でしか購入できない「蔵見学限定酒(箱付720ml 1,528円 税込)」をはじめ、「純米大吟醸 松山天(箱付720ml 3,667円 税込)」「ひめぜん(720ml 1,047円 税込)」「あま酒(1箱・6パック入り 1,199円 税込)」。それぞれの個性豊かな飲み味を楽しむことができます(時期により内容が異なります)。

一ノ蔵では定番酒をはじめ、マデイラワインの製法を取り入れ、鳴子温泉の地熱を活用した限定酒「Madena(箱付720ml 5,500円 税込)」など、新感覚の商品づくりにも積極的に挑んでいます。「弊社は歴史が浅く、伝統にあぐらをかくことはできないので新しい商品づくりにも励んでいます」と笠原さん。ちなみに笠原さんが愛飲しているのは「無鑑査本醸造 辛口(720ml 912円 税込)」とのこと。「ホヤや牡蠣、豚の角煮など、さまざまな料理に合いますよ!」と教えてくれました。

日本酒以外にも実際に職人が使用している「一ノ蔵オリジナル前掛け(1,252円 税込)」も好評で、バーベキューなどに使う人も多いそう。また特別純米酒のミニチュアが手に入る「カプセルトイ(300円 税込)」も本社蔵ならではのお土産として人気です。

※新型コロナウイルス感染拡大により、蔵見学の日時、人数などに制約が設けられており、見学を中止している場合があります。お出掛けの際には一ノ蔵ホームページなどで事前にご確認ください。

一ノ蔵

宮城県大崎市松山千石字大欅14[ 地図

HP:https://ichinokura.co.jp

●お問い合わせ

Tel.0229-55-3322

お菓子から工芸品まで一堂にそろう
「大崎市観光物産センター DOZO」

江戸時代の酒蔵を改装した10棟ほどの蔵に、個性豊かな飲食店や雑貨店が入る「食の蔵 醸室(かむろ)」。その蔵の中に「大崎市観光物産センター DOZO(どーぞ)」があります。

店内には地域の特産品が販売されており、その中でも人気の一品が土日祝日限定で入荷される松月堂の「がんづき(105円 税込)」。1918年に創業した老舗菓子店で作られる、黒糖の素朴な甘みとしっとりした食感が味わえるがんづきにはファンが多く、店頭に並べてから早い時間帯に売り切れてしまうことも。

また地域で手作りされている工芸品も充実しており、宮城伝統こけしのひとつ「鳴子こけし」、300年以上の歴史を持つ「岩出山しの竹細工」といった伝統工芸品などが一堂に集まっています。

宮城県北部や岩手県南部に伝わる、迫力ある表情が特徴の「釜神様」のお面もたくさんそろっています。キッチンなど火を使うところに飾ると、火事から守ってくれるといわれています。

また、店では季節ごとにさまざまなキャンペーンを開催。9月からは年内に姉妹都市となる予定の富山県黒部市のキャンペーンが計画されており、ご当地ならではの商品がラインアップされています。

大崎市観光物産センター DOZO

宮城県大崎市古川七日町3-10[ 地図

HP:https://www.mo-kankoukousya.or.jp/publics/index/45/

●お問い合わせ

Tel.0229-25-8120

初めて日本人技術者のみの手で造られたアーチ式ダム
「鳴子ダム」

大崎耕土を流れる江合川の上流にある「鳴子ダム」は、1957年に初めて外国人の技術者を招かずに建設されたアーチ式コンクリートダムです。その歴史的価値の高さから、2016年には東北地方のダムとして初めて土木学会の「選奨土木遺産」に認定されています。

予約をしなくても管理所にある展示室と展望広場、ダムの天端を訪れることは可能ですが、事前に予約するとスタッフの案内のもと、普段は入れない貴重な場所などを見学することができます(2週間前までの申し込みが必要)。

予約をすると、まず案内されるのは管理所の操作室。鳴子ダムや河川の状況を観測する監視カメラ、操作盤などを見ることができます。

次に向かったのは、管理所の屋上。荒雄湖と瑞々しい緑が連なる山々の絶景を眺めることができます。

さらに時間がある時には、ライトアップされた旧国道108号の本山隧道を通り、ゴンドラのような4人乗りの「インクライン」に乗ることができます。鳴子ダムの高さは94.5mあり、30階建てのビルとほぼ同じ高さ。また3,500万m³の水を貯めることができ、これはプール(25m×15m×深さ1m)の水が約93,000個分というスケール!天端からダムの底を覗くと、その大きさを体感することができます。

管理所の展示室には貴重な資料などもあり、大崎市の農業に欠かせない水について学ぶことができます。ダムファンに人気のダムカードをもらうのも忘れずに!

鳴子ダム

宮城県大崎市鳴子温泉字岩渕2-8[ 地図

HP:https://www.thr.mlit.go.jp/naruko/

●お問い合わせ

Tel.0229-82-2341

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