みやとりっぷ
Vol.029

自然やグルメ、文化施設など、
一年を通して楽しめる、利府町の旅。

宮城県の中央部に位置する利府町。アリーナを備えるグランディ・21を有し、コンサートやスポーツ大会など大きなイベントが開催される町としても知られていますが、町内に自然豊かな公園や個性的な店舗など、足を運びたいスポットがあふれています。

※新型コロナウイルス感染拡大により、記載の情報が現況と異なる場合がございます。お出掛けの際には事前にご確認ください。

※価格はすべて税込です。

このページでご紹介するスポット

  1. 日本三景・松島の絶景が目の前に広がる「MOLA MOLA CAFE」
  2. 利府のおいしい魅力を体感できる「アグリサンタハウス」
  3. 色とりどりの雑貨がそろうハンドメイドショップ「Coyairo」
  4. ワークスペースやカフェとして利用できる「利府町まち・ひと・しごと創造ステーション tsumiki」
  5. 地域の新たなシンボル「利府町文化交流センター 『リフノス』」
  6. 広大な園内に楽しみがいっぱい!「モリリン加瀬沼公園」

日本三景・松島の絶景が目の前に広がる
「MOLA MOLA CAFE」

日本三景・松島の一角を占める利府町。その中でも陸前浜田地区は松島湾に面し、近くに天然の桟橋といわれる「馬の背」といった名所もある、美しい自然に囲まれた地域。釣りやヨット、SUPなどのアクティビティも盛んです。

その陸前浜田の海沿いに2017年にオープンしたのが「MOLA MOLA CAFE」。「MOLA MOLA」とはラテン語でマンボウのこと。ゆっくり泳ぐマンボウのように、店で何も考えずにゆっくりと過ごしてほしいという想いが込められています。

「しいていえば『こだわりがないこと』がこだわりですね。何にも縛られず、海を見る専門店という感じです」と話すのは、店長の末永さん。海に近い場所でカフェを開きたいと4年以上かけて理想の土地を探し、ここに辿り着いたと話していました。

35年以上前の建物を改装した店舗は、落ち着いた雰囲気。まずは入ってすぐにあるカウンターで注文を。ドリンクやフードの多くは農家から直接仕入れた果物や野菜からつくられており、さまざまなメニューが楽しめます。

注文を終えたら、お好みの席へ。人気の席はやはり、窓際のカウンター。目の前を遮るものがない、松島湾の穏やかな水面や緑の島々の絶景を味わえるのは、この店ならではの贅沢です。

また、日中はもちろん、日の入りのマジックアワーの風景も幻想的でおすすめ。満月の日には、閉店時間を遅らせ、松島湾にぽっかり浮かぶ月を観賞できる「満月営業」も行っています。末永さんは「普段は仕事で来店できない人にも訪れて欲しいですね」と話しました。海を眺めて一息つきたい時、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。最新情報は同店のInstagramでチェックすることができます。

MOLA MOLA CAFE(モラモラカフェ)

宮城県宮城郡利府町赤沼浜田100-55[ 地図

HP:http://molamolacafe.com

●お問い合わせ

Instagram:https://www.instagram.com/molamolacafe/

利府のおいしい魅力を体感できる
「アグリサンタハウス」

2022年11月にグランドオープンした「アグリサンタハウス」は、農産品直売所のマルシェやカフェ、体験農園を備えた複合施設。観光客や地域の方が農業を通じて利府の魅力を体感できる、小さな農業のテーマパークです。

農産品直売所の「ふれあいマルシェ」は、旧利府町役場で営業していた「ふれあい館」が移転し、品揃え豊富にリニューアルオープン。町内外の農家約30戸が、丹精込めて育てた新鮮な野菜や旬の果物、花などを直売しています。

小さな農家レストラン「サンタカフェ」は、地域の食材をふんだんに使用したメニューが味わえます。その中で話題になっているのが、横浜のアップルパイ専門店DOLCE&MARCO監修の「横浜アップルパイ(400円)」。サクッとしたパイの中に、ゴロッとしたふじりんご、豆乳クリームがたっぷり入っているのに、あっさりした甘さ。これを目当てに訪れる人も多く、早い時間帯に売り切れてしまうこともあるそうです。

また、「和風ポトフと炊き込みご飯(800円)」や「野菜のペペロンチーノスパゲッティ(800円)」、テイクアウトでも人気の「フルーツドッグ(500円)」、ケーキ2個とドリンクが選べる「アフタヌーンケーキセット(800円)」など、バラエティ豊かなメニューを楽しむことができます。

この他にも施設には、地域の人たちがミーティングや集会などに利用できる「サンタルーム」というスペースも設置されています。さらに、子どもたちが農業体験できる畑も春に向けて整備中。さまざまなかたちで利府の魅力を伝えています。

アグリサンタハウス

宮城県宮城郡利府町春日字山崎28-2[ 地図

HP:http://agri-santa.com

●お問い合わせ

Tel. 022-290-3955

色とりどりの雑貨がそろうハンドメイドショップ
「Coyairo」

グランディ・21 の近く、閑静な住宅街に佇むクリーム色の壁と赤い屋根のかわいらしい“小屋”が「Coyairo」です。約5.2坪の空間には、色とりどりのハンドメイド雑貨が所狭しと飾られています。

「まず作品のクオリティにこだわっています。その上で、例えばお母さんが子どものために心を込めて作ったような、やさしい世界観のものをセレクトしています」と説明してくれたのは、店主の井上さんです。

井上さんはご両親がハンドメイド好きだったことから、昔から何でも手作りするのが当たり前の感覚だったそう。窓辺に置かれたステンドグラスは、井上さんのお父様の作品です。「両親は自分たちで使うものはなるべく手作りしていたので、私も自然とハンドメイドするようになりました。実は、この小屋も骨組み以外は、ほとんど自分で作ったんですよ!」。

以前から、自分の店を持ちたいと思っていた井上さんは2020年10月に、同店をオープンしました。「新型コロナウイルスの影響で宣伝は行わず、しかも火曜日と木曜日しか開店していないのですが、口コミやInstagramを見たハンドメイド好きの方が多くいらっしゃるのでうれしいですね」。

現在、取り扱っている雑貨の作家は20組を超え、作品管理だけでも大変という井上さんですが、「これからは自身の作品制作にも力を入れていくつもりです」と明かしてくれました。ハンドメイド雑貨が好きな方や興味がある方は、ぜひCoyairoへ。ハンドメイド愛あふれる井上さんとの会話も楽しめます。

Coyairo

宮城県宮城郡利府町菅谷台2-13-11[ 地図

●お問い合わせ

coyairo.04@gmail.com

ワークスペースやカフェとして利用できる
「利府町まち・ひと・しごと創造ステーション tsumiki」

JR東北本線・利府駅のすぐ横にある、ガラス張りのおしゃれなコンテナ施設。ここが2016年にオープンした「利府町まち・ひと・しごと創造ステーション tsumiki」です。「若い人が集まる拠点を目指してつくられました」と語るのは、施設のコーディネーター・佐々木さんです。

tsumikiという名称は「積み木で遊ぶように自由に積み立てたり、組み立てたり、組み替えたりすることで新しい仕事やアイデアが生まれるように」という想いから。

施設はワークスペースやカフェとして、起業・創業・市民活動の相談の場として、地域や個人、団体を問わず利用することができます。明るく開放的な雰囲気の施設内では、PCを開き集中して仕事に取り組む人の姿も。また、利府町で活躍する作家や地域の名産品の他、イベントの情報なども手に入れることができます。

オープンから6年が経ち、地域の中でも受け入れられていると話すのは佐々木さん。「電車待ちの時間に利用したり、カフェで一息ついたり、サークルで使用したり、tsumikiのコンセプト通り、自由にさまざまなかたちで使ってもらえていますね」。利用料が3時間未満/250円、3時間以上/500円でワンドリンク付きなのも魅力的。近くにお立ち寄りの際に、利用してみてはいかがでしょうか。

利府町まち・ひと・しごと創造ステーション tsumiki

宮城県宮城郡利府町中央1-5-2[ 地図

HP:http://rifu-tsumiki.jp

●お問い合わせ

Tel.022-766-9231

地域の新たなシンボル
「利府町文化交流センター『リフノス』」

2021年7月にオープンした利府町文化交流センター「リフノス」は、図書館や公民館、文化会館、カフェレストランなどが入った複合施設。「リフノス」という愛称には、鳥の巣のように人々が集まり育つ場所にしたいという思いが込められており、地域文化の発展と成長を促す新たなシンボルとして親しまれています。

約9万7千冊の蔵書がある図書館は、利府町の住民や同町に通勤・通学している人、仙台都市圏13市町村(※)に住んでいる人であれば利用者カードを作成し、利用することができます。
※仙台市・塩竈市・名取市・多賀城市・岩沼市・富谷市・亘理町・山元町・松島町・七ヶ浜町・大和町・大郷町・大衡村

「図書館にまた来たくなる、もっと楽しみたくなるような心地よい居場所」となることを目指している図書館は、木のような柱がそびえ立ち、豊かな森林の中に入り込んでいるかのよう。子どもがおよそ80人入れる「おはなしのへや」では、「おはなし会」が開かれるなど、楽しいイベントも開催されています。

さまざまな人が集うコミュニティの役割も担うエントランス横の「カフェレストラン・アリーノ」には、利府梨を使ったカレーなど、地元の食材を活かしたメニューも。

多目的ホールは431席を誇り、音楽コンサート、演劇、講演会など、多彩なイベントが開催されています。2023年1月には「赤ちゃんハイハイレース利府町長杯」が行われ、その可愛らしい姿が SNS などで話題に。ぜひ、HPで情報をチェックし、イベントに参加してみてはいかがでしょうか。

利府町文化交流センター「リフノス」

宮城県宮城郡利府町森郷字新椎の木前31-1[ 地図

HP:https://rifunosu.jp

●お問い合わせ

Tel.022-353-6114(公民館/文化会館)

広大な園内に楽しみがいっぱい!
「モリリン加瀬沼公園」

利府町と塩竈市、多賀城市にまたがる加瀬沼の畔にある「モリリン加瀬沼公園」。敷地は18.75haもあり、東京ドーム約4個分の広さを誇ります。

公園は「人と自然との調和」がテーマ。加瀬沼を中心とした緑豊かな環境の中で、日常的に健康づくりができるレクリエーションの場として開園しました。園内には野球場やサッカー場をはじめ、芝生が敷き詰められた、さまざまな広場が点在。冬には加瀬沼に飛来する白鳥を間近で眺めることができます。

公園の中央にある「クローバー広場」にはアスレチックや三連滑り台など、大型遊具が設置されており、子どもたちがのびのびと体を動かすことができます。少し離れた場所には、幼児でも安心して使用できる遊具があり、子どもの成長にあわせた遊び方が可能です。

春には約300本の桜が咲き誇り、町の花見スポットとして知られている「さくらの広場」には、U字溝かまどが設置されており、予約をすればバーベキューや芋煮もOK!1年を通してさまざまな楽しみ方ができる公園です。

モリリン加瀬沼公園

宮城県宮城郡利府町加瀬字新堤下7-1[ 地図

HP:https://tohokudaiken-management.com/kasenuma/

●お問い合わせ

Tel.022-767-2723(加瀬沼公園管理事務所)

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