みやとりっぷ
Vol.044

東北の空の玄関口・名取市で、
豊かな自然の恵みや歴史文化を体感!

仙台空港があり、東北の空の玄関口となっている名取市には、海・川・山の豊かな自然が生み出す食材を味わえる店舗や、深い歴史文化を感じられるスポットが盛り沢山。現地で体感したい、さまざまな魅力をご紹介します。

※記載の情報が現況と異なる場合がございます。お出掛けの際には事前にご確認ください。

※価格はすべて税込です。

このページでご紹介するスポット

  1. 閖上名物・北限のしらすを心ゆくまで「café malta」
  2. 歩いて自然や歴史を体感「みちのく潮風トレイル 名取トレイルセンター」
  3. 深い歴史文化をわかりやすく学べる「名取市歴史民俗資料館」
  4. 季節ごとにいちご狩りを楽しめる!「ケロケロの杜」
  5. おいしい一杯で、からだの内側からキレイに!「Tea Leafull」
  6. 見た目も楽しいクロワッサンがいっぱい!「クロワッサン屋 サクサク」

閖上名物・北限のしらすを心ゆくまで
「café malta」

多彩な魚介類が水揚げされる閖上漁港の近くにあるシーフードカフェレストラン「café malta(マルタ)」。同店を運営する有限会社MARUTAは、閖上を拠点に「北限のしらす」と呼ばれる閖上のしらすや魚介類を使った加工品などを手掛けています。

地中海のリゾート・マルタをイメージした店内では、「北限のしらす」を中心としたMARUTA社製の釜揚げしらすや新鮮な海鮮料理、本格的なスイーツなどを味わうことができます。

看板商品は「釜揚げしらすプレート」(1,380円)。たっぷりトッピングされた釜揚げしらすを特製洋風ライス、卵黄と絡め、特製のタレをかけていただきます。

しらすは、獲れたてのものを閖上の工場ですぐに加工。ふっくらとしていて、雑味もなく、しらす本来のおいしさを楽しめる一皿です。

このプレートで話題なのが「追いしらす」。スタッフの方に頼むと、しらすをストップするまでいくらでも無料で追加してくれます。桶2杯分のしらすを追加した人もいるそうです!

その他にも、閖上の海鮮や地域の食材を堪能できるメニューが充実しており、季節限定のメニューも登場します。

カフェにはMARUTAの直売所を併設。釜揚げしらすをはじめ、さまざまな水産加工品を購入することができます。

café malta

宮城県名取市閖上東3-1-8[ 地図

HP:https://cafemalta.miyagi.jp

●お問い合わせ

Tel. 022-796-6930

歩いて自然や歴史を体感
「みちのく潮風トレイル 名取トレイルセンター」

「名取トレイルセンター」は、「みちのく潮風トレイル」を歩く上で必要な情報や「ロングトレイル」と「歩く文化」を発信する施設です。トレイルとは元々、森林や原野、里山などにある歩くための道のことです。

みちのく潮風トレイルは、青森県八戸市から福島県相馬市までの4県29市町村をつなぐ、全長1,000kmを超えるロングトレイル。ゆっくりと歩きながら海沿いならではの景観美や各地域の歴史文化を楽しむことができ、また東日本大震災からの復興を感じることができます。

閖上地区にある名取トレイルセンターは、みちのく潮風トレイルを歩くための情報を提供しており、ハイカーや地域住民、観光客などがくつろぎ、交流することができます。

情報コーナーで目を引くのが、全線のルート、注意情報、見どころなどが一目でわかる長さ5mの全線マップです。ルート上にある4県29市町村などの観光や利便施設のパンフレットが用意されているほか、みちのく潮風トレイルを踏破したハイカーのインタビューを見ることができます。

ゆったり休めるソファと薪ストーブがあるのは「ハイカーズラウンジ」。図書コーナーには、国内外のロングトレイルや歩く文化、東北太平洋沿岸の自然、文化、歴史などに関する書籍が充実。歩く前に情報収集することができます。また、みちのく潮風トレイルの生みの親のひとり、加藤則芳氏を紹介するコーナーもあります。

さらに地図やハイキング用品、オリジナルグッズなどを販売するショップ、庭を眺めながら食事や休息ができるサンルームなどがあり、施設の外には、みちのく潮風トレイルのハイキングや閖上観光の宿泊地としてキャンプができる野営場も整備されています。

いつも車で通り過ぎる地域も、ゆっくりと歩くことで新たな発見や出会いがあるかもしれません。心地よい潮風に吹かれながら、閖上の豊かな自然や歴史文化を触れてみてはいかがでしょうか。

みちのく潮風トレイル 名取トレイルセンター

宮城県名取市閖上東3-12-1[ 地図

HP:https://www.mct-natori-tc.jp

●お問い合わせ

Tel. 022-398-6181

深い歴史文化をわかりやすく学べる
「名取市歴史民俗資料館」

名取市の図書館跡に2020年にオープンした「名取市歴史民俗資料館」は、約2万年前から受け継がれてきた名取の歴史文化を貴重な資料や写真、映像などでわかりやすく紹介している施設です。「考古の展示室」と「歴史・民俗の展示室」の2つの展示室や、「体験学習室」、「ボランティア室」から構成されています。

「考古の展示室」では、旧石器時代から平安時代頃にかけて名取市内の遺跡から発掘された出土品や資料を紹介しています。

市の歴史の原点とも言える旧石器時代や縄文時代、弥生時代の暮らしを伝える出土品や文化財を展示。また、古墳時代頃、東北の中心であったことを物語る「雷神山古墳」の解説もあります。さらに「名取郡」として、名取の名が歴史の舞台に登場した奈良時代から平安時代頃の資料なども見ることができます。

「歴史・民俗の展示室」には、平安時代以降の歴史や暮らしに関する資料を紹介しています。その中でも「名取熊野三社」に関する展示は見応え十分です。

名取市の熊野三社は高舘地区に存在する熊野本宮社・熊野神社(新宮社)・熊野那智神社の総称で、全国3,000か所以上ある熊野ゆかりの社寺の中でも、紀州熊野三山と同様に本宮・新宮・那智の三社を個別に祀り、地理や位置関係まで同じように勧請(かんじょう)しているというところは、とても珍しい特徴となっています。

展示室ではその熊野三社の成立に深く関わる「名取老女」の伝承や旧跡に焦点をあてた解説があり、映像では逸話をアニメーションでわかりやすく紹介しています。

「歴史・民俗の展示室」では、その他にも江戸時代以降の、丘陵部・平野部・海岸部それぞれの環境に合わせた暮らしを伝える「増田宿」「洞口家・旧中沢家住宅」や、名取川河口の港町「閖上」、物資運搬でも活躍した「貞山運河」などについて学ぶことができます。

また、屋外には雷神山古墳のおよそ1/10サイズの前方後円墳をモチーフとした盛土や遊具がある芝生の広場も整備されています。

名取市歴史民俗資料館

宮城県名取市増田1-7-37[ 地図

HP:https://natori-shiryokan.jp

●お問い合わせ

Tel. 022-724-7935

季節ごとにいちご狩りを楽しめる!
「ケロケロの杜」

仙台空港から徒歩15分ほどの名取市下増田にある観光いちご園「ケロケロの杜」。「ケロは“ちょうだい”の方言で、子どもをはじめ多くの人たちに求められるいちごになるようにという思いを込めています」と教えてくれたのは農園の山口さんです。

ケロケロの杜は、元々七ヶ宿町で洋菓子店に卸す業務用いちごを栽培していましたが、山口さんの「もっとお客さんと直接つながりを持てたら」という想いから、現在の場所に2023年1月にいちご園をオープンしました。

ハウスでは、業務用いちごを栽培してきたノウハウを生かして、一年中いちご狩りが楽しめます。いちごは子どもも大人も誰でも収穫しやすい高さに栽培されており、車いすやベビーカーでもスムーズに移動できます。

現在は「よつぼし」「スターナイト」「ほしうらら」など8種類ほどを栽培。それぞれ、甘み・酸味・食感が異なるので、食べ比べてお気に入りを探すことができます(2024年のいちご狩り春季営業は5月31日で終了。夏季営業は7月20日開始予定)。

ショップでは採れたての新鮮ないちごや、いちごを使ったスイーツ、農園のオリジナルキャラクター・たつおが描かれたアイテムなども販売しています。

夏季には、夜間にもいちご狩りを開催。提灯による装飾やLEDでのライトアップなど、他では味わえないような非日常感あふれるいちご狩りを体験できます!

ケロケロの杜

宮城県名取市下増田字台林555[ 地図

HP:https://kerokero.kerokeroichigo.com

●お問い合わせ

Tel. 0224-37-2277

おいしい一杯で、からだの内側からキレイに!
「Tea Leafull」

名取市美田園地区の美容室に併設する「Tea Leafull(リーフル)」。「からだの内側からキレイになってほしい」という思いから2013年にオープンしたカフェ&ショップです。

店の看板商品が茶葉まで食べられるフルーツティー「ティート」(10g 248円、50g 994円)。華やかでジューシーな白ぶどうの香りを堪能できる人気No.1の「シャルドネスイート」や「ストロベリー」など、14種類ほどのフレーバーが揃い、お好みの風味を見つけることができます。

茶葉の販売の他、店内ではティートをいただくことができ、夏季にはソーダやクリームソーダに入れて爽やかに味わうことができます。

また、ポットで淹れる店オリジナルブレンドのハーブティー(2tea gags 350円、15g 650円)のほか、ラテ、スイーツ、オーガニックコーヒーなども販売されています。

手作りのランチメニューもおすすめ。野菜はほぼすべて名取産のものを使用するなど、食材にもこだわっており、季節替わりのプレート、5種類のスパイスとトマトで煮込んだ店特製のキーマカレー(1,200円)などが人気です。

落ち着いた雰囲気のカフェスペースには小上がりも用意されており、小さなお子さま連れの方でも安心して利用することができます。

おしゃれな店内で一息つきながら、リラックスやデトックス効果がある一杯を楽しんでみてはいかがでしょうか。ランチメニューなど最新の情報は店のインスタグラム(@tealeafull)をご確認ください。

Tea Leafull

宮城県名取市美田園2-9-19(美容室ef併設)[ 地図

HP:https://www.mode-c.jp/service/tealeafull

●お問い合わせ

Tel. 022-796-5406

見た目も楽しいクロワッサンがいっぱい!
「クロワッサン屋 サクサク」

国道4号沿いの複合施設「PALTERIA」内にあり、ブルーの屋根や扉がかわいらしい建物が「クロワッサン屋 サクサク」です。2023年10月に東北では珍しいクロワッサン専門店としてオープン。山形や福島など県外から訪れるお客さんも多いそうです。

店内に入ると、約10種類のクロワッサンがずらり。また、サンドイッチやラスク、蔵王チーズを使用したソフトクリームなども販売しています。

クロワッサンは、熟練のパン職人によって生地づくりから焼き上げるまで3日間ほどかけて一つひとつ丁寧に作られています。こだわりの生地は12層。一般的なクロワッサンよりも少なく織り込まれており、これによって表面はサクッと軽やかに、中はふんわりしっとりとした食感に仕上がるそうです。

素材も厳選し、生地にはフランス産発酵バターを使用。フルーツは名取周辺のものを中心に、サンドイッチの具材には蔵王のブランド豚「JAPAN X」などを使っています。

多彩なメニューの中で1番人気は「プレーン」(380円)。頬張るとコクのあるバターの旨みが口いっぱいに広がり、クロワッサンの食感も存分に堪能することができます。

中でも珍しいのが「パンスイス」(520円~)という種類のクロワッサン。自家製カスタードを焼き込んだ生地はザクザクとした食感が楽しめ、パン職人の腕が光る一品です。

その他にも、見た目も鮮やかなバイカラークロワッサン(530円)など、たくさんのメニューがあり、季節限定の商品も登場します。ちょっと贅沢なおやつやお土産などにぴったりのクロワッサンです。

クロワッサン屋 サクサク

宮城県名取市植松入生218-1(PALTERIA敷地内)[ 地図

HP:https://www.instagram.com/sakusaku_croissant

●お問い合わせ

Tel. 022-393-9671

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