みやとりっぷ
Vol.049

話題の店舗が続々誕生する富谷市で、
地域の食やクラフト、歴史を体感!

仙台市に隣接する富谷市には、スイーツやカフェなどの飲食店をはじめ、地域の魅力が体感できるスポットが目白押し!地域内外から多くの人々が集まる、話題の店や施設をご紹介します。

※記載の情報が現況と異なる場合がございます。お出掛けの際には事前にご確認ください。

※価格はすべて税込です。

このページでご紹介するスポット

  1. おしゃれな店内に陶器や雑貨、コーヒーがずらり!「NAKAO富谷店」
  2. 太古から現代まで地域の歴史を学べる「富谷市民俗ギャラリー」
  3. シフォンケーキの魅力を堪能!「Nicoli(ニコリ)」
  4. 富谷をモチーフにした陶器が手に入る「富谷宿焼 くんぷう」
  5. 大豆のおいしさをもっと多くの人に!「mamemaru +(まめまるぷらす)」
  6. 新鮮な野菜をお手頃価格で!「元気くん市場 仙台店」

おしゃれな店内に陶器や雑貨、コーヒーがずらり!
「NAKAO富谷店」

陶器や木炭焙煎コーヒー、スイーツ、雑貨などを取り扱っている「NAKAO富谷店」。アンティークな雰囲気の同店1階は陶器とコーヒー、スイーツを販売するエリアで構成されており、陶器などの個展が開催されることもあります。

店名の「NAKAO」は、店主の出身地である長崎県波佐見町の中尾山という地名から。同地区は多くの窯元が集まっている陶器の町で、その魅力をたくさんの人に知ってほしいと店内には波佐見焼をはじめ、有田焼や美濃焼など、全国から集めた2,000〜3,000点ほどの器が並んでいます。

また、同店では「日本全国の陶器で世界各国のコーヒーを味わってほしい」と木炭焙煎コーヒーを販売。国内産の木でじっくり丁寧に焙煎されたコーヒーは、木炭ならではの香りの高さ、コクが楽しめます。

さらにコーヒーによく合うケーキや焼き菓子も充実。特に素材にこだわっており、季節ごとに変わるメニューでは、富谷産のシャインマスカットやブルーベリーなどが使われることも。開店と同時に多くのお客さんがお目当てのスイーツを求めて訪れます。

2階には雑貨を販売するエリアとカフェがあります。「ずっと居たくなる居心地のいいお店」をイメージしたというとおり、雑貨は見ているだけでも楽しい品揃えで、贈答品にぴったりのアイテムも。木炭焙煎コーヒーやスイーツなどが味わえるカフェは落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと過ごすお客さんが多いそうです。

また、2022年には敷地内に「NAKAO CHOCOLATE HOUSE」がオープン。コーヒーと一緒に楽しめるボンボンショコラなどのチョコレートをはじめ、ジェラートやドリンクなどを購入することができます。

NAKAO富谷店

宮城県富谷市成田8-2-9[ 地図

HP:https://www.nakao-shop.jp

●お問い合わせ

Tel. 022-351-7752

太古から現代まで地域の歴史を学べる
「富谷市民俗ギャラリー」

町役場として使われていた建物をリノベーションし、2018年にオープンした「富谷市まちづくり産業交流プラザTOMI+(通称:トミプラ)」。その3階にある「富谷市民俗ギャラリー」では、富谷の太古から現代までの長い歴史に触れることができる資料を見学できます。

旧富谷町(現、富谷市)のある黒川郡では、各地で古代先住民が使用したものと思われる土器や石器などが発見されており、この地方で縄文文化が始まったのは約3,000年~約12,000年前と推測されています。このうち館内では、寺前下遺跡から発掘された、縄文時代後期のイノシシ形土製品のほか、各地から出土した土器などを展示しています。

平安時代頃から、中央集権の支配を受けていた富谷。黒川郡という地域名の由来にもなっている黒川氏が9代百数十年の間、郡内に城館を築いて割拠していました。その後、黒川氏が滅び、江戸時代になると1620年に奥州街道の富谷宿が立ち、多くの人や物が行き交って、町は繁栄を極めました。館内では、この中・近世の歴史を、黒川氏時代の館跡の発掘によって見つかった資料や、宿場町に関連した資料などから学ぶことができます。

明治時代になると全国の近代化に伴い、富谷でも産業や教育、生活が大きく変化しました。館内では、1873年に誕生した旧富谷小学校と旧西成田小学校の資料のほか、「富谷の産業」「富谷市の歩み」「昭和の茶の間」といったテーマごとに、これまでの地域の軌跡を辿る資料が展示されています。

また、同館では富谷の歴史が学べるトレーディングカード「民ギャラカード」も期間限定で定期的に配布。地域の歴史や文化を楽しみながら学ぶことができます。

富谷市民俗ギャラリー

宮城県富谷市富谷新町95 まちづくり産業交流プラザ TOMI+ 3階[ 地図

HP:https://www.tomiya-city.miyagi.jp/minzoku/

●お問い合わせ

Tel. 022-358-1531

シフォンケーキの魅力を堪能!
「Nicoli(ニコリ)」

閑静な住宅街の一画にある、シフォンケーキ専門店「Nicoli(ニコリ)」。同店を2013年にオープンした泉澤さんは、子どものおやつ作りの中でシフォンケーキにハマったといいます。「その後、東日本大震災があって、やりたいことをやろうという思いが強くなり、自分の店を開きました」。

店内には泉澤さんが手作りするシフォンケーキが並んでいます。シフォンケーキは素材にこだわり、添加物や膨張剤を使わずに新鮮な卵だけで立ち上げたメレンゲが、ふんわり、しっとり、しゅわっとした食感を生み出します。

その他にも、国産小麦や洗双糖、有機豆乳、圧搾一番しぼり菜種油など素材を厳選。体に負担をかけず、安心して味わうことができ「ニッコリ」笑顔になれるようなおいしさを目指しているという泉澤さん。また、「シフォンケーキで四季を表現できれば」と季節の旬のフルーツなども使用されています。

そのまま手でふんわりとちぎっておいしいシフォンケーキは、ホッと一息つきたいティータイムのお供や、大切な方への贈り物など、日常の少し特別なひと時にぴったり。店内にはスコーンやクッキーなども販売されていて、こちらも手作りのやさしい味わいが楽しめると評判です。

また、同店では月に3回シフォンケーキ教室を開催。初めて作る方はもちろん、泉澤さんと同じようにシフォンケーキの奥深さに惹かれている方など、県外から通う方もいるそう。作って、食べて、2度うれしいシフォンケーキの魅力を味わってみてはいかがでしょうか?

Nicoli(ニコリ)

宮城県富谷市杜乃橋2-26-4[ 地図

HP:https://chiffoncake-nicoli.com

●お問い合わせ

Tel. 022-765-1317

富谷をモチーフにした陶器が手に入る
「富谷宿焼 くんぷう」

宿場町の面影が残る富谷しんまち地区にある「富谷宿観光交流ステーション とみやど」。内ケ崎醤油店の跡地には、個性あふれる店舗が並びます。

そのとみやどの中に「富谷宿焼 くんぷう」はあります。店内には食器類、花器などの小さな日用品から大きな壺やオブジェまで、多彩な陶器が販売されています。

窯主の澤田さんは1997年に富谷宿焼・薫風窯を開窯し、2021年のとみやどのオープンとともに、現在の場所に移転しました。「心がけているのは富谷らしさを感じられる陶器です」と澤田さん。「釉薬(うわぐすり)にもブルーベリー色のものを使ったり、ブルーベリーをモチーフにしたカップ、この跡地ならではの醤油樽型の作品などを作っています」と説明してくれました。

その一つが、富谷の発展に尽力した内ヶ崎織部を象った夫婦人形「織部人形」。町木である天然松灰を釉薬によって素朴な雰囲気が醸し出され、お雛様としても人気です。

また、店では陶芸体験も実施。釉薬は8種28通りの組み合わせから選ぶことができ、澤田さんの丁寧なアドバイスのもと、初心者の方でも電動ろくろや手びねりで一点ものの陶器を制作することができます。

富谷宿焼 くんぷう

宮城県富谷市富谷新町111-1[ 地図

HP:https://kunpu.jp

●お問い合わせ

Tel. 050-7103-8924

大豆のおいしさをもっと多くの人に!
「mamemaru +(まめまるぷらす)」

2024年5月に「富谷宿観光交流ステーション とみやど」内にオープンしたカフェ「mamemaru +」(まめまるぷらす)は、同店を経営する株式会社大豆カンパニーが掲げるテーマ「大豆で世界をハッピーに!」のもと、国産大豆の「おいしさ」や「素晴らしさ」をもっと多くの人に広めることを目指しています。

店名には「日々の生活にもっと大豆をプラスしてほしい」「心地よいおしゃれな空間でゆったりと時間を過ごして、日頃の疲れを癒し、またプラスの気持ちになって頑張ってほしい」という想いが込められています。

同店では国産大豆はもちろん、その他の素材にもこだわり、可能な限り国産・宮城産のものを使用。宮城米や宮城県産大豆の豆乳や湯葉、登米市の純米豚、栗原市のベビーリーフなどを使った料理やドリンクの安全安心な味わいを楽しむことができます。

メニューは「大豆ころっとトマトチキンカレー」(1,480円)、「とろ湯葉ごはん」(1,480円)、「肉どうふ丼」(1,000円)、「シェントゥジャン」(880円)や、子どもでもおいしく食べられる「キッズプレート」(1,000円)といった多彩なプレートメニューをはじめ、「純豆乳」(450円)、「ソイラテ」(580円)、「豆乳ソフト」(300円)、「美肌豆花」(680円)といったドリンクやデザートも充実。また、とみやどのお土産に「まめどら」(280円)もおすすめ。さまざまな味わい方で、大豆のおいしさを堪能することができます。

mamemaru +(まめまるぷらす)

宮城県富谷市富谷新町111-1[ 地図

HP:https://mamemaru.jp

●お問い合わせ

Tel. 080-4515-2110

新鮮な野菜をお手頃価格で!
「元気くん市場 仙台店」

常磐自動車道・富谷ICから車で約12分、富谷市立成田小学校の隣にあるのが「元気くん市場 仙台店」。JA新みやぎ管内の農家の方が育てた新鮮でおいしい野菜を、地元の多くの人に食べてもらいたいと2004年にオープンし、2024年6月に20周年を迎えた農産物の直売所です。

店内には旬の野菜や果物、スーパーなどではなかなかお目にかかれない珍しい種類の野菜、農家の方手作りの漬物など、農産加工品や畜産加工品が所狭しと並び、お米はその場で好みの歩合に精米してもらうこともできます。

同店は新鮮な野菜や果物がお手頃な価格で手に入ると評判で、平日でも開店の30分以上前から行列が。60台分の駐車場もすぐにいっぱいになるので、お目当ての素材があるときには、早めの来店がおすすめです。

秋から冬にかけてはホウレンソウなどの葉物、白菜やネギなど鍋の材料にぴったりの野菜がたくさん収穫され、例年11月上旬には店頭イベントや特売品がいっぱいの収穫祭も開催されます(2024年は11月2日(土)開催)。ぜひ季節の味わいを求めて、足を運んでみてはいかがでしょうか?

元気くん市場 仙台店

宮城県富谷市成田3-15-10[ 地図

HP:https://www.genkikun.jp

●お問い合わせ

Tel. 022-348-3130

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