Vol.055
一年を通して、多くの観光客で賑わう松島町には、日本三景の美しい風景とともに楽しめるグルメやスポットがいっぱい!SNSで話題のカフェや飲食店、地域の歴史に触れることができる施設など、松島町の多彩な魅力をご紹介します。
※記載の情報が現況と異なる場合がございます。お出掛けの際には事前にご確認ください。
※価格はすべて税込です。
2024年に開催された日本一のグルメバーガーを決める大会「JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2024」で見事優勝し、日本代表として出場した世界最大のフードスポーツイベント「ワールドフードチャンピオンシップス」のハンバーガー部門の予選で7位入賞を果たしたハンバーガーショップ「Harry's Junction」。松島町高城地区にある店舗の前には、開店前から行列ができます。
2018年に同店をオープンしたのは、オーナーの佐藤さん。東京の飲食店で料理の腕を磨いた佐藤さんは「和洋中好きな食材を自由に組み合わせられるハンバーガーで地元を盛り上げたい」と開業しました。
佐藤さんが特にこだわっているのは、地元・松島らしいハンバーガーを作ること。そのために松島町産トマトや宮城県産レタスなど地域周辺のものをふんだんに使用。また、仙台牛のスネ肉などを使用したパティはビーフ100%。ハンドチョップと粗挽きが組み合わせてあり、まるでステーキのような食感が楽しめます。
15種類以上あるハンバーガーのメニューの中で、看板メニューは「JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2024」で日本一に輝いた「ハリーズバーガー」(2,200円)。チェダーチーズ、レタスとトマト、じっくり煮込んだコンビーフ、オニオンリングなどに特製ソースをたっぷり絡めたハンバーガーはボリューム満点で、素材の旨味がしっかりと感じられる一品です。
また、サイドメニューやドリンクも充実しており、特製フライドポテトのほか自家製レモネードやクラフトビールなど、ハンバーガーと相性抜群。ぜひ、アメリカンな雰囲気の店内で、日本一のハンバーガーを堪能してみてはいかがでしょうか。
宮城県宮城郡松島町高城字町195-1 コセキビル1F[ 地図 ]
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Tel. 022-290-6827
2024年5月にオープンし、インパクトのある具だくさんなビジュアルでSNSなどでも話題となっている「松島サンドウィッチストア」。同店を経営しているのは、洋食やカフェ、ケーキ屋、居酒屋などさまざまなジャンルの飲食店で経験を積んできた村上さん。観光地である松島町に「ゆっくり観光しながら食べ歩きできるメニューを作りたかった」と宮城県では珍しいサンドウィッチ専門店を開きました。
テイクアウト可能なフードメニューはサンドウィッチやホットドッグ、スイーツなど常時8種類ほど。「サンドウィッチというと軽食のイメージがありますが、ちゃんと食事として楽しめるものにしたかったんです」と村上さん。「作りたてのおいしさを味わってほしいですね」と、メニューは注文を受けてから一つひとつ丁寧に作ります。
看板メニューは牛肉がぎっしり詰まった「松島ミートサンド」(1,980円)。バターでカリッと香ばしく焼き上げたパンに、やわらかくジューシーな牛さがり肉約250グラムをサンド。自家製バーベキューソースが食欲をそそる、ボリューム満点のサンドウィッチです。村上さんは「牛肉は柔らかく焼き上げているので、お子さんや高齢者の方にも好評です」と教えてくれました。
その他にも「グリルドチーズサンド」(1,380円)、「燻製さばサンド」(1,580円)といったメニューや期間限定の商品もあり、訪れる度に、新しいおいしさに出会うことができます。村上さんは「松島と言えば海鮮のイメージが強いですが、あえて肉料理にこだわりました。食べ歩きしたり、店内で休憩しながら、ぜひ味わってみてください!」と話します。土日は多くの人が訪れ、売り切れになることも多いため、早めに行くのがおすすめです。
宮城県宮城郡松島町松島普賢堂39-1国分町クリスタルビル1階[ 地図 ]
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Tel. 090-9209-4058
2024年に松島駅の目の前にオープンしたイタリア料理店「Bene」。オーナーは、これまで東京のレストランなどでイタリアンの料理人として腕を振るってきた村上さん。「地元の人たちが家族や友人と皆で料理をシェアしながら気軽に楽しんでもらえる店を目指しています」と言い、モーニング、カフェ、ランチ、金・土曜限定のディナー営業を行っています。
明るく開放的で、アットホームな雰囲気の店内では、国産の野菜など新鮮な食材を活かした、本格的なイタリア料理をいただくことができます。
朝7時からのモーニングメニューはモーニングプレート(950円)やパニーニセット(900円)、フライドチキン&ワッフルセット(1,250円)など常時3種類以上を用意。少し贅沢な朝ごはんとして、また出勤前のひとときを豊かにする朝食として、お腹と心を満たしてくれます。
ランチの人気メニューは「殻付き海老のトマトクリームパスタ」(1,600円)。殻付きの海老にゆっくりと火入れすることで、海老の出汁をソースに溶け込ませ、旨味を凝縮した一皿でリピーターも多いそう。シチリア産のピスタチオペーストを使った濃厚な「ピスタチオ ティラミス」(850円)や自家製パン(850円)なども人気です。
また、イタリア産ワインを中心に、ビールやカクテル、ソフトドリンクなど、ドリンクメニューも充実しており、料理とのペアリングも楽しめます。
なお、お店ではキッズメニューとして「トマトソースパスタ」(700円)などを提供しているほか、持ち込みの離乳食の温めにも対応。お子さま連れの方でも安心して利用することができます。
宮城県宮城郡松島町松島字小梨屋5-14[ 地図 ]
HP:https://bene-matsushima.com
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Tel. 022-200-2226
松島の観光地から少し離れた高城川沿いに、2022年12月にオープンした「Bridge33 CAFE AND HOSTEL」。オーナーの田村さんは、沖縄の西表島にあるリゾートホテルや山梨県の宿泊施設などで働いてきましたが、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに「もっとお客様や地域の方と直接関わって、笑顔を生み出す場をつくりたい」と同店を開業。「Bridge」という名前には「人と人、人と町の架け橋になりたい」という想いが込められていると言い、「松島は日帰り客が多いので、一日を通して松島を楽しめる店を目指しています」と教えてくれました。
「旅をもっと身近に、日常に癒しを。」をコンセプトにした施設は、1階がカフェ、2階はゲストハウスになっています。田村さんが「普段あまり口にしないものをメニューに採用しています」と話すハワイアンな雰囲気のカフェでは、にんにくやクミンのスパイスが効いたタコミートとピリッと辛いオリジナルサルサが相性抜群の「タコライス」(1,270円)、丁寧に処理したエビを、ガーリックバターでじっくり殻まで揚げ焼きにした「ガーリックシュリンプ」(1,400円)といったハワイアンランチや、モチモチの極太パスタと自家製のナポリタンソースを絡ませ、卵と一緒に鉄板で焼いた名古屋風の「鉄板ナポリタン」などがおすすめ。季節限定のメニューも登場します。
また、田村さんの母親がかつて仙台市泉区で営んでいた焼き菓子店「33banchi」で提供していたメニューを一部引き継いだという手作りスイーツも人気。季節ごとのケーキやドーナツ、懐かしい味わいの「カスタードプリン」(490円)などを楽しむことができ、土曜の夜にはバーとしても営業しています。
2階のゲストハウスは、田村さんが「知らない人と同室だったり、安いだけというゲストハウスのネガティブなイメージを変えたいと思っています」と話すとおり、清潔で洗練された雰囲気の個室がシングルからファミリー向けまで全4室用意されています。
観光の合間にカフェで休憩したり、松島をじっくり楽しむための拠点にしたり、さまざまなシーンに利用できます。
宮城県宮城郡松島町高城町2-6[ 地図 ]
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Tel. 080-6204-8435(営業時間内のみ対応)
仙台藩主・伊達政宗公の嫡孫・光宗公の菩提寺である「円通院」は、1647年に創建された臨済宗妙心寺派の由緒ある寺院。周囲には国宝・瑞巌寺や五大堂、松島湾など、たくさんの人が集う観光スポットがありますが、境内に一歩足を踏み入れると、静寂に包まれた落ち着いた雰囲気が広がっています。
円通院では、歴史的な価値の高い建造物などの魅力に触れることができます。その一つが、光宗公の霊廟「三慧殿(さんけいでん)」。別名「御霊屋(おたまや)」とも呼ばれ、東北地⽅では数少ない格式ある⽅三間霊屋(ほうさんげんおたまや)の遺構です。霊屋建築としては宮城県最古とされ、3世紀半もの間、秘蔵とされた国の重要⽂化財になっています。
三慧殿の厨⼦には、慶長遣欧使節・支倉常長がヨーロッパから持ち帰った日本最古の洋バラが描かれており、バラはローマを表すといわれています。その他にもフィレンツェを表す水仙や十字架、スペード、ハート、クローバー、ダイヤなど、西欧文化を象徴する模様が描かれています。
本堂の⼤悲亭は、光宗公の江⼾納涼の亭として使われていた建物が解体移築されたもの。寄棟造萱葺の禅寺らしい落ち着いた佇まいで、開⼭と同時に建てられた山門と共に松島町の指定⽂化財となっています。
また、多くの人を惹きつけるのが「雲外天地の庭(⽯庭)」「遠州の庭」「⽩華峰(びゃかほう)⻄洋の庭(バラの庭)」「三慧殿禅林瞑想の庭」という4つから構成されている庭園です。
中でも「遠州の庭」は、江⼾時代を代表する作庭家・⼩堀遠州が約350年前に手掛けたものを、伊達藩江⼾屋敷から移築したといわれています。「⼼字池(しんじいけ)」の蓮の花や「補陀落⼭(ふだらくさん)」のモミジとツツジが季節の移ろいを感じさせてくれます。また、「⽩華峰⻄洋の庭」では100種以上の色とりどりのバラを鑑賞することができ、秋には境内で紅葉が鮮やかに色づき、さらにライトアップによって幻想的な雰囲気が楽しめます。
境内で行われる「数珠づくり体験」も人気です。天然石やガラスなどの数珠玉は、すべて円通院のご本尊で祈願・報恩の供養がされたもの。その中から好きな素材を選び、自分だけのオリジナル数珠を作ることができます。願いを込めながら作る数珠は、旅の素敵な思い出になること間違いありません。
宮城県宮城郡松島町松島字町内67[ 地図 ]
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Tel. 022-354-3206
松島湾が目の前に広がる、国道45号沿いに位置する「みちのく伊達政宗歴史館」。この施設では独眼竜の異名を持ち、仙台藩の礎を築いた伊達政宗公の生涯を、精巧に作られた蝋人形200余体による25の場面を通じて追体験することができます。
蝋人形は表情や衣装の細部までこだわっており、まるで当時の人物が目の前にいるかのような臨場感。幼少期に疱瘡にかかり右目を失うという悲劇に見舞われながら、それを乗り越えて武将としての道を歩み始めたエピソードから、戦国乱世を駆け抜けた勇敢な武将としての姿、晩年の穏やかな暮らしの様子まで見どころが満載です。
例えば、政宗公の奥州支配に向けて重要な戦となった1585年の「人取橋の戦い」での様子や、1590年の小田原征伐の際に豊臣秀吉のもとへ水引衣装で参陣した姿、さらに1613年に政宗公が慶長遣欧使節の正使として派遣した支倉常長がローマ教皇に謁見した場面など、日本の戦国史に刻まれるエピソードが盛りだくさんです。
また、それぞれの場面では蝋人形だけではなく、テキストや音声での詳細な紹介もあるため、その時々の政宗公の決断に至る想いや背景を深く知ることができます。コンピューターで再現した政宗公の声など、音声展示も見逃せません。
館内には「松島みやげ処 いだてや」が併設されており、ここでしか手に入らないオリジナルグッズや政宗公にまつわるお土産を購入できます。
歴史好きはもちろん、大人から子どもまで楽しめる「みちのく伊達政宗歴史館」。伊達政宗公の生涯や戦国ロマンの魅力に浸ってみてはいかがでしょうか。
宮城県宮城郡松島町松島字普賢堂13-13[ 地図 ]
HP:https://www.date-masamune.jp
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