みやとりっぷ
Vol.056

歴史や自然、グルメなど、
多彩な魅力があふれる角田市&柴田町へ!

県南部の内陸に位置し、豊かな自然に囲まれている角田市と柴田町。隣接する両地域には、こだわりいっぱいのカフェやレストラン、歴史文化に触れられる施設など、個性的なスポットが充実!現地で味わいたい、多彩な魅力をご紹介します。

※記載の情報が現況と異なる場合がございます。お出掛けの際には事前にご確認ください。

※価格はすべて税込です。

このページでご紹介するスポット

  1. おいしさも楽しさも大満足!「John Bradley cafe(ジョンブラッドリーカフェ)」
  2. 国産小麦ゆきちから100%使用焼きたてパンのお店「がぎゅうベーカリー」
  3. 家庭的な料理が堪能できる「ナルミ・キッチン」
  4. 豪勢な旧邸宅で歴史と文化に触れる「角田市郷土資料館」
  5. アットホームな空間で丁寧に淹れた一杯を「CAFE橙」
  6. 自然から宇宙まで!角田の魅力を体感できる「台山公園」

おいしさも楽しさも大満足!
「John Bradley cafe(ジョンブラッドリーカフェ)」

2024年6月、JR船岡駅から車で5分ほどの場所にオープンした“ジョンブラ”こと「John Bradley cafe」。元々、仙台市青葉区愛子で人気を集めていたカフェ「スプーン」が移転し、装いも新たに営業を開始しました。

「『おいしいには楽しいが似合う』をお店のコンセプトにしています」と話してくれたのは、店長の佐藤さん。「ただおいしいだけじゃなく、『ここ何?』とワクワクしたり、『楽しかった!』と思い出に残るようなお店を目指しています」と話すとおり、店内にはビリヤード台やユニークな雑貨などが置かれ、にぎやかな雰囲気を演出しています。

同店では料理にもこだわっています。看板メニューはボリューム満点のアメリカンバーガー(1,500円~ 写真はキャブバーガー 1,800円)。挽き立てのブロック肉をパティにするため、臭みのないジューシーな旨味を味わえます。こだわりのパティの他、ベーコンやアボカド、チーズなども一緒に挟んだバーガーなど、たくさんのメニューがあり、さらにバンズも大きさなどを特注しているそう。そのおいしさが評判となり、毎週木曜日にはバンズを作っているパン屋さんなどの商品を販売する「パンの日」が開催され、人気のイベントになっています。

また、佐藤さんが「リピーターが多いんです」という一品が、平日に数量限定で提供される「ナポリタン」(900円~)です。昔ながらの喫茶店で出てくるような懐かしい味を意識して作られており、極太麺にオリジナルのトマトソースがしっかり絡み、一度食べたら、忘れられない味わいです。

オープンして約1年、子どもから大人まで、地元の人もよく訪れるというジョンブラ。佐藤さんは「今後は地域に根ざした、たくさんの人が集まって交流する店になれれば嬉しいですね」と話してくれました。

John Bradley cafe(ジョンブラッドリーカフェ)

宮城県柴田郡柴田町船岡中央2-6-3 1F[ 地図

●お問い合わせ

Tel. 0224-87-8223

国産小麦ゆきちから100%使用焼きたてパンのお店
「がぎゅうベーカリー」

のどかな田園地帯に佇む「がぎゅうベーカリー」は2004年に開業、2020年6月に加工品の製造・販売を行う「工房にじいろ」内に移転オープンした、地元で人気のお店です。ふわっと香ばしい小麦の香りに包まれる店内には、食パンやフランスパン、惣菜パン、菓子パン、サンドイッチ、焼き菓子などさまざまな種類が並べられています。また、工房にじいろで造られる醤油、ドレッシングなども販売しています。

同店のパン作りの大きな特徴が、純国産小麦「ゆきちから」を100%使用していること。安心・安全な素材でおいしさを追求しています。

その中で一番人気は、取材時にも次々とお客さんが買い求めていた「食パン」(320円)。独自の低温長時間発酵と高温短時間焼成により、生地作りから焼き上げまで約20時間かけて作られており、きめ細やかでしっとりふわふわな食感を堪能でき、耳までおいしく食べることができます。

同店では地域の食材を使用したパンにも力を入れています。その一つが「秘伝枝豆&厚切りベーコン」(250円)で、自家栽培している角田市特産の秘伝枝豆を使用しています。ベーコンやチーズ、アクセントのペッパーとも相性が良く食べ応えも十分です(例年10月以降発売)。

また、天然酵母を使用した「カンパーニュ」(530円)には、レーズンやオレンジのドライフルーツ、くるみがたっぷり入っており、薄くスライスしてトーストするのがおすすめ。フランスパンの定番「バゲット」(300円)は、小麦・塩・水・イーストのみで仕上げたシンプルな味わいが魅力です。

同店のパンはA&COOP角田店、みやぎ生協新寺店、西多賀店、木町店、幸町店、亘理店でも購入することができます。

なお、パンを購入するとコーヒーを無料でいただける嬉しいサービスも。店内のイートインスペースからは蔵王の山々が眺められ、ゆっくりと寛ぎながらパンを味わうことができます。

がぎゅうベーカリー

宮城県角田市江尻字江西10-1[ 地図

HP:https://nijinosono.or.jp/gagyubakery/

●お問い合わせ

Tel. 0224-51-8388

家庭的な料理が堪能できる
「ナルミ・キッチン」

柴田町船岡新栄地区の住宅街の一画で、10年以上にわたって地元の人たちに愛されているカフェレストラン「ナルミ・キッチン」。ほっと落ち着ける雰囲気の店内では、お店を営む鳴海さんの実家で育てられているお米や野菜をはじめ、地元の食材をふんだんに使った家庭的な料理をいただくことができます。

手作りのランチメニューは「大人のお子様ランチ」(1,680円)、「お子様プレート」(900円)、メインを肉と魚から選べる「なるみのごはん」(990円)の3種類。その日の仕入れや旬の食材によって内容が変わるため、訪れるたびに異なるおいしさを楽しむことができます。

また、2024年5月には同店の裏に「ナルミ・キッチン ラボ」がオープン。こちらでは柴田町の新名物としてメディアなどでも話題になっている、船岡観音をモチーフにした焼き菓子「かんのん焼き」(250円)を販売。さらに仙南地区の果物や野菜を使った焼きたてパイといったスイーツが揃っており、お土産にもぴったりです。

ナルミ・キッチン

宮城県柴田郡柴田町船岡新栄3-43-21​[ 地図

●お問い合わせ

Tel. 090-2980-1227​​

豪勢な旧邸宅で歴史と文化に触れる
「角田市郷土資料館」

角田の大地主だった氏家丈吉の初代と二代目が、明治時代から大正時代にかけて建てた旧邸宅を活用し、地域の文化や歴史を伝えている「角田市郷土資料館」。市の指定文化財となっている「旧氏丈邸(きゅううじじょうてい)」の豪華な意匠などからは、当時の優雅な暮らしぶりを伺い知ることができます。

建物の随所では巧みな職人技を見ることができ、「上段の間」には美しく製材された杉の四方柾(しほうまさ)の床柱、新座敷の蔦蔓(つたかずら)透彫りの欄間や付書院の障子なども見所です。

また、浴槽や床が大理石で造られた豪華な浴室の窓には、青い鳥が印象的なステンドグラスが使われており、大正モダンの雰囲気を漂わせています。

通りに面した「店蔵」は、土蔵造り海鼠壁の重厚な2階建て。漆塗りの柱や欅の大梁などが見事で、2階には角田の歴史を学ぶことができる資料が展示されています。

美しく整えられた庭には角田城から移設したと伝わる石燈籠などがあり、四季折々の表情を眺めて、ゆっくりと過ごすのもおすすめです。

また、敷地内に残る「米蔵」は展示室になっています。「展示室Ⅰ」には縄文や弥生時代の土器、古墳時代の出土品など、地域の考古資料を展示。「展示室Ⅱ」には江戸時代から明治維新に至るまで270年もの間、14代にわたって角田館主として角田の基礎を築いた石川氏に関する資料などがあります。仙台藩主・伊達政宗が、石川宗敬(角田石川家3代)に嫁いだ次女・牟宇姫(むうひめ)に宛てた書簡といった貴重な資料も見ることができ、地域の深い歴史を感じることができます。

なお、資料館では毎年3月に展示される、伊達家の嫁入り道具として持参したと伝わる雛人形のほか、季節ごとの企画展やイベントを開催しています。

角田市郷土資料館

宮城県角田市角田字町17[ 地図

●お問い合わせ

Tel. 0224-62-2527

アットホームな空間で丁寧に淹れた一杯を
「CAFE橙」

柴田町西船迫地区にある、木のぬくもり溢れる建物は2011年にオープンした「CAFE橙」です。店名には「代々受け継がれていくように」、「橙色のように明るく」といった想いが込められており、自家焙煎したスペシャルティコーヒーや手作り料理、スイーツなどを楽しむことができます。

スペシャルティコーヒーとは、風味や品質に優れた特別なコーヒーのこと。生産地や生産者が明確で生育環境や栽培方法、収穫、選別まで適正に品質管理されています。

CAFE橙では、オーナーの岩切さんが厳選したスペシャルティコーヒーを飲み頃を迎えるまで熟成させています。一般的な店舗やネットなどでは購入できない珍しい種類を含め常時8種類以上を用意し、「質の良い豆にこだわっていて、仕入れても納得できないものは店に出さないこともよくあります。店が忙しくないときにはお客様に好みの味を伺ってコーヒーを提供しています。ランチメニューでもスペシャルティコーヒーを選べるので、色々試してお気に入りの豆と出会ってほしいですね」と岩切さんは話します。

旬の食材などによってメニューが変わる「ランチセット」(1,680円)で人気なのがパスタ。製麺所に特注しているという生パスタは、モチモチした食感がたまりません。特に地元の農家から届く新鮮なバジルを使ったオリジナルソースを絡めたパスタは、遠方からこれ目当てに訪れる人も多いそう。

また、地域の食材などを活かしたチーズケーキ(600円)も見逃せません。アットホームな雰囲気の中、一杯ずつ丁寧にハンドドリップするコーヒーや手作り料理、スイーツを堪能することができます。

CAFE橙

宮城県柴田郡柴田町西船迫1-8-58[ 地図

●お問い合わせ

Tel. 0224-86-4244

自然から宇宙まで!角田の魅力を体感できる
「台山公園」

角田駅から車で約3分、小高い丘の上に広がる「台山公園」は、四季折々の景色を楽しめる自然豊かな公園で、地元の方々の憩いの場として親しまれています。

広大な園内には多目的広場や子供広場、野外ステージのほか、テニスコートやゲートボールコートなどが整備されています。のんびり散策したり、思いきり体を動かしたりと、老若男女問わず、さまざまなシーンで利用することができます。

子供広場には長さ39.6mもあるジャンボ滑り台やたこ滑り台などがあり、子どもたちの元気な声が響きます。
また、春には桜を愛でてお花見をしたり、秋には芋煮を楽しむことができ、1年を通して家族連れで賑わいます。

公園の特徴の一つが、JAXA角田宇宙センターがある角田市らしい宇宙にちなんだ施設や遊具で、ロケットをモチーフにした大型遊具は、子どもたちに大人気。公園の東側には宇宙のロマンや最先端技術に触れることができる「スペースタワー・コスモハウス」もあります。

また、角田の市街地を見下ろす丘陵には、藩政時代にこの地域の基礎を築いた名家・石川氏の御廟「台山廟」が佇んでおり、市の文化財にも指定されています。

ぜひ台山公園で、自然や宇宙、歴史といった地域の魅力を体感してみてはいかがでしょうか。

台山公園

宮城県角田市角田字田袋73-1[ 地図

●お問い合わせ

Tel. 0224-63-3156(台山公園管理事務所)

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