Vol.069

約1,000株のあじさいが咲き誇る 画像提供:(公財)仙台観光国際協会
あじさいや新緑が美しい寺社の参拝から、工場や水族館の見学まで。雨の日でも楽しめる、6月にぴったりのスポットをご紹介します。

「あじさい寺」や「花寺」としても親しまれる 画像提供:(公財)仙台観光国際協会

約1,000株のあじさいが咲き誇る 画像提供:(公財)仙台観光国際協会

本堂前には風情ある竹林も 画像提供:(公財)仙台観光国際協会
しっとりと雨に濡れ、いっそう色濃く咲き誇るあじさい。梅雨の晴れ間に、あるいは柔らかな雨音に包まれながら静かな時間を過ごしたい——そんな場所が、仙台で「あじさい寺」として親しまれる「資福寺」です。
ここは、伊達政宗公が城下防衛の要として配置した「北山五山」のひとつ。山門をくぐると、約1,000株ものあじさいが織りなす青と紫のグラデーションが視界いっぱいに広がります。竹林を抜ける涼やかな風、雨露で輝く花びら……。カメラを向けるたびに、初夏の一瞬を閉じ込めたような、瑞々しいあじさいを写真に収めてみてはいかがでしょうか。
宮城県仙台市青葉区北山1-13-1
TEL:022-234-5730

山形との県境に近い、二つの清流に恵まれた峡谷に佇む 写真提供:宮城県観光戦略課

熟成は温度や湿度の変化など、自然の力に委ねられる 写真提供:宮城県観光戦略課

工場見学ではウイスキーの試飲や販売も 写真提供:宮城県観光戦略課
広瀬川と新川(にっかわ)、二つの清流が合流する峡谷に、その理想郷が広がります。仙台の奥座敷・作並の深い緑に、パッと目を引く赤レンガの建物群。ここは「日本ウイスキーの父」竹鶴政孝氏が、北海道・余市蒸溜所とは異なる「華やかな原酒」を追い求めて辿り着いた、もうひとつの聖地です。
澄んだ空気を感じながら敷地内へ進むと、まず目を奪われるのは森の緑と重厚な赤レンガの美しいコントラスト。竹鶴氏の「自然を大切にしなければ、美味しいウイスキーは造れない」という信念から、電線は地中化され、土地の起伏も当時のまま残されています。どこを切り取っても絵になる景色は、まさにシャッターチャンスの連続。雨上がりの霧さえも幻想的なフィルターとなり、工場の佇まいをいっそう引き立てます。
グラスに注がれる一滴に込められた物語を、作並の自然とともに味わってみませんか。

約50種3万点の生きものを展示している大水槽「いのちきらめくうみ」

イルカの躍動感あふれるパフォーマンスは必見

アフリカや南アメリカなど世界のさまざまな生きものも展示
陽光が降り注ぐ巨大な水槽、悠然と泳ぐ魚たちの群れ。館内に一歩足を踏み入れれば、まるで深い海の中へ溶け込んでいくような気分を味わえる「仙台うみの杜水族館」。全天候型で雨の日でもゆったりと海の魅力に浸ることができます。
見どころは、三陸の豊かな海を再現した大水槽「いのちきらめくうみ」。キラキラと舞うマイワシの群れが刻一刻と形を変え、幻想的な世界観を演出するショー「Sparkling of Life」は必見。上演時間は約5分間。真っ青な海の中にいるような、最高のフォトスポットでもあります。おすすめの撮り方は、あえて水槽から少し距離を置いた真正面から。巨大な水槽の枠をフレームに見立てて引きの構図で捉えると、一瞬ごとに表情を変える光と魚の群れ、そして人影がドラマチックな絵画のように収まります。なお、水族館で撮影する際は生きものたちに配慮してフラッシュをオフにするのをお忘れなく。
また、閉館後の時間帯を活用して開催する「おひとりさまナイト水族館」(不定期開催)など、大人が楽しめるイベントも充実しているのも、この水族館ならでは。生きものたちの姿や揺らめく水面の煌めきが、忙しい日常から優しく解き放ってくれます。

創建842年。衣・食・住の神々を祀り、多くの参詣者が訪れる

2024年12月26日、まさに一粒万倍日にオープンしたカフェ「竹駒の杜 CAFé 一粒万倍」

カフェで提供されている竹駒神社の新名物「きつねのしっぽ&クッキー」

神事「夏越(なごし)の大祓(おおはらい)」
日本三稲荷のひとつに数えられ、古くから「福神さま」として信仰を集める竹駒神社。江戸時代から受け継がれる重厚な「随身門(ずいしんもん)」や「向唐門(むかいからもん)」が迎える境内には「お狐様」の像や縁起物が点在しています。
境内の一角にある「竹駒の杜 CAFé 一粒万倍」は、「一粒の種が万倍にも実る」という縁起の良い名前。地元の食材を活かしたメニューが揃い、雨の日でも神社の神秘的な雰囲気をゆったりと楽しむことができます。
そして6月の見どころは、30日に行われる神事「夏越の大祓」。これは年始から半年の間に身についた穢れを祓い、清らかな心持ちで次の半年を迎えられるようにと願うもの。茅の輪をくぐる様子は思わず写真に残したくなる風景です。心身ともにリフレッシュして、新しい季節へ踏み出してみませんか。
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